「ドル・円」為替相場について
7月18日の東京外国為替市場で、円相場が4日続伸しました。一時、1ドル155円38銭近辺と、6月7日以来、約1ヶ月ぶりの高値をつけていました。11月の米大統領選では現在、トランプさんが圧倒的に有利な状態になっています。
バイデンさんがトランプさんとの演説対決にて、大衆の前で大きな失態をさらけ出してしまったこと。トランプさんの銃撃事件によって、「星条旗」を背後にトランプさんの英雄的な姿収められた写真が「歴史的瞬間」として米国をはじめ世界中に広がったこと。
バイデンさん陣営も「反トランプ」を全面に出せなくなってしまいました。「もしトラ」から「ほぼトラ」に流れが変わったことにより。トランプさんが米大統領選で勝利することを、市場が織り込んで来ました。
トランプさんの政策には、貿易黒字を重んじます。米国商品(モノ・サービス・情報)を世界各国への輸出を促進したいので「ドル高」を嫌うというものがあります。加えてFRBのウォラー理事が「利下げが正当化される時期に近づいている」と述べたことで、市場ではFRBが9月に米ドルの利下げを開始するとの観測が強まりました。
また、日本の河野太郎デジタル相が、円安是正のため日銀に利上げを求めたことも、日米の金利差が縮小に向かうとの見解につながり、急速な「円買い・ドル売り」の流れができました。トドメに、バイデン米政権による先端半導体の対中国規制強化の報道などを受けて、米半導体関連株が急落。
その影響を受けて、東京市場でも半導体関連株が大幅下落したことで。運用リスクを回避しようとする投資家たちが「低リスク通貨」とされる円の買いにつながったわけです。短期的には、以上のようなことが、ここ最近の「円高・ドル安」につながったわけなのですが。
これから先の「ドル・円」はどうなるのか?「本質的な状況は 何も変わってませんよ!」というのが答えになると思います。長期視点で考えた時には、「円安」に向かう方向性の条件が揃ってしまっている状況です。
日本のメーカーの大多数は日本からの海外輸出に対する競争力が弱まっている状態ですし。トヨタ自動車のような、海外に強いメーカーほど、既に海外に生産拠点を移してしまっています。米国本土で売られているトヨタ車は、米国本土で生産されているのです。
このような商品を、購入するために、米ドルを日本円に両替する必要は一切ありません。逆に、日本に住む日本人の大多数は、日本から一歩も海外に出ることなしに、Google、Amazon、Apple、Microsoft、Netflix・・・これらの米国テック企業のサービスに課金しまくっています。
お子さんがスマホアプリゲームに課金した分の30%は米国に流れますし。あなたがAmazonで、水のボトルをカートン買いしただけでも、購入価格の10%程度が米国に流れるのです。パソコンやスマホ、タブレットを使って何をしても、勝手にお金が米国に流れ続けてしまう状態。このデジタル赤字は長期的に見ても拡大が止まりません。
外国人観光客が、日本で日本円を使っても、日本総人口みんなが米国サービス使う状況を打破することはできてません。本質的には、通貨の強さは政府が決めるのではなく、民間の企業を中心に創造されるモノ・サービス・情報の世界における価値で決まります。
大くの日本企業が、米国企業の「デジタル小作人」的な位置づけになってしまっている今。短期的には、金融政策などで「円高・ドル安」にフレることもあるでしょうが。長期的に「円安・ドル高」トレンドが変わっているわけではありません。だから直近のように、「円高・ドル安」になったタイミングでは、日本円を両替するチャンスになるわけです。
「米ドル」に両替しておけば安心なのか?
・「円高・ドル安」は短期的なものである
・長期的には「円安・ドル高」は変わらない
こう聞くと、「今の内に「米ドル」に両替して、米ドル預貯金しておこう!」・・・と考え行動してしまうケースもあるかもしれません。しかし、これはあまりオススメできません。なぜなら、「日本円」であろうが、「米ドル」であろうが、それが通貨である限り、長期的には価値がドンドン下がってしまうものだからです。
日本の日本円も米国の米ドルも、「金融緩和」によって、毎年お金をドンドン創り続けている状態が続いています。金融資本主義経済が続く限り、市場に流通するマネーの量は、宿命的に増え続けていきます。「お金をバラまいて、市場を刺激して、インフレ2%を達成し続けましょう!」これが各国政府の金融政策の命題になっています。
実際に、僕が生まれて今日までの約48年間だけを、切り取ってみても、マネーの量は、約40倍近くまで膨れ上がってしまっているのです。マネーの量が増えると、そのマネーで交換可能なモノ・サービス・情報の価値が相対的に上がり続けます。
だから、50年前の100万円と50年後の今の100万円。さらには、モノ・サービス・情報と比較した場合、マネーの価値は大きく下落してしまっているのです。この原理・原則自体は、日本円も米ドルも変わりません。
それが通貨である限り、短期的には上下したりはしますが、ずっと市場に流通している通貨の量が増え続けて、それに伴いマネーとしての価値が下がり続ける。金融資本主義が続く限り、この流れは止まらないのです。
だから、いくら長期的には「円安・ドル高」トレンドであり、短期的に「円高・ドル安」になったからと言って。「日本円」を「米ドル」に両替したままホッとしてしまうのは危険です。「米ドル」に両替した先に、どんなモノに変えておくと、マネーの価値の長期下落に対して価値が保てるのか?上がっていくのか?ココまで考え切った上で、両替することが求められるのです。
「ゴールドはどうですか?」
金融資本主義である限り、長期的にマネーはずっと創られ続けて、マネーとしての価値は下落していきますよ!と言うと、「ゴールド」の営業マンがすっ飛んで来るわけなのです。2、3ヶ月前でしょうか?都内の某百貨店に立ち寄った時、大々的にゴールドフェアがやっていて。お客さんが高価なゴールド製の商品を物色したり、実際に購入したりされてました。
そういえば、4月ごろには、日本橋高島屋で1,000万円相当の「金の茶わんが盗まれる」と言った驚きのニュースもありましたね。会場に警備員もいたにもかかわらず、普通に近寄ってリュックサックに入れて持ち去った・・・というのはある意味衝撃的でしたが。
しかし、この手のゴールドは、加工されたゴールドなので、購入した瞬間に実質的な価値は半分以下に下がります。ここで言うゴールドは、「純金」です。
確かに年月の経過と共に価値が下がり続ける「通貨」に対して。ゴールドははるか昔から存在する「元祖マネー」であり、別名「無国籍通貨」とも言われています。世界共通の価値を持つ通貨。今の通貨は「ゴールド」から見ると「代替マネー」なので。ゴールドが重くて持ち歩けないから、「代替マネー」で持ち歩けるようにしよう・・・という成り立ちもあります。
世の中的には、「ゴールド」が常に正しい価値を表しているとのことです。例えば、50年前に「ゴールド」約6kgがあれば、都内でマンションが購入できました。50年後の今も「ゴールド」約6kgがあれば、都内でマンションが購入できます。
そして50年後もおそらく「ゴールド」約b6kgがあれば都内でマンションが購入できるはずです。このように、「ゴールド」は、その国の通貨の価値が流通量の増加にとって目減りし続けようとも、常に正しい価値を示し続けていると言われているのです。
だから、常に創られ続け、価値が目減りし続ける、「米ドル」や「日本円」を持ち続けるよりも。ゴールドの営業マン「ゴールドで持ちましょう!」という話になるのですが。
孔明「ちょっと待った!」をかけさせて頂きたいと思います。「ゴールド」は本質的な通貨としての価値を指し示し続けてくれるかもしれませんが。実質的な価値そのものが、増えていくわけではありません。
今のゴールド約6kg=都内マンション50年後のゴールド約6kg=都内マンション6kgは6kgのままであり、50年後に6kgが勝手に12kg、18kgと体積と重量が倍々になる・・・ということは起こり得ないのです。(ドラえもんの『増えるミラー』が 発明されない限り・・・)あくまでも、長期的なマネーの下落に対するリスク回避にしかならないのです。
「日本円」を「米ドル」に両替する・・・。この先で、どこの国の何に交換するのか?その答えが、「米国の成長株」なのです。「株式投資」の世界で、「現物取引」と言われるように、「株」は基本的に「現物」なのです。
けれども、ゴールドのように物理時空上に存在する現物とは異なり、年月の経過と共に量や質が変化してしまいます。通貨と交換した「ゴールド」の質と量が2倍、3倍になることはありません。通貨と交換した「土地」のサイズが2倍、3倍になることはありません。
けれども、「株」は異なります。それが適切な「成長株」を選定していることが大前提となりますが。なんと、年月の経過によって、量的にも質的にも、増大してしまう「現物」なのです。例えば、僕が以前から購入して「ガチホ」し続けていたとある株が。つい先月、「10分割」になった後、そこから1ヶ月間で「約30%」も値上がりしてしまったのです。
量的にも質的にも、増えてしまった瞬間を、僕だけでなく、僕と同じ銘柄を「ガチホ」し続けていた、「地下ソサエティ」の仲間たちや、「北の株式投資大学」の受講生たちが、全く同じ様に、「株数10倍 & 株価30%UP」をここ最近、実際に体験してしまったことになります。
こういうことが起こるから、約9ヶ月間で+3,600万円→ https://f.yourl.jp/683bfdc0/ ということにもなりますし。
3,000万円の年利50%運用の皮算用
年数:投資額(円)・増加%
0:3,000万円・0%
1:4,500万円・50%
2:6,750万円・125%
3:1億0,125万円・237%
4:1億5,187万円・406%
5:2億2,781万円・659%
6:3億4,171万円・1,039%
7:5億1,257万円・1,608% ←金融資産5億円
8:7億6,886万円・2,462%
9:11億5,330万円・3,744% ←金融資産10億円
10:17億2,995万円・5,666%
このような皮算用も、夢や希望のお話ではなく、現実になってしまうわけですね。ということで、短期的には「円高」米国株チョイ下がりの今こそゼロイチのチャンスでもありますので。
まだ「米国成長株」への投資が理解できていない、やれていない場合は、まずは「北の株式投資大学」を通して学んで頂きたいと思います。ゴールドよりも熱い「現物」「北の株式投資大学」へ https://m.kitasociety.com/k-univ