「無敗の投資家」になるために重要なマイドセットについてお話します。それは、「短期的に簡単に儲かるモノなど無い」と常に自分に言い聞かせて、長期的に利益を生み出す仕組みを論理性と共に構築することです。
僕自身、実践を通した「投資」の研究を20年以上に渡り続けて来て。儲かった投資案件もあれば、億単位の資金を溶かした投資案件もある。そして、メンターのお陰で、無敗の投資家になれた今がある全てを包括的に考えた結論としては。「短期的に儲かる投資案件などは存在しない」ということです。
投資とは、本当に利益が出るまでには、年月の経過を要するものなのです。例えば、ビットコインをはじめとする、暗号資産に投資をして、値上がりして儲かったとしても、それは「ギャンブル」に他なりません。
大富豪ファーザー「ギャンブラーになるなら、投資家になるな。投資家になるなら、ギャンブラーになるな。」と、かつておっしゃっていましたが、まさにその通りだと思います。
もしも「ビットコイン」や、「FX」などの方法で、資金を投じようとするならば、自分はギャンブラーとして、イチかバチかに挑戦するという認識をしっかりと持った上で、投資家として成功するのは、諦めた方が良いです。
投資家とギャンブラーは、都合よく両立できないものだからです。ちなみに、「株式投資」であったとしても、相場の上下だけを期待して、短期トレードするのであれば、これは「投資」ではなく、「ギャンブル」になります。
その際、書籍やYouTubeを参考に、どこかの誰か「賢者」を探して、相場や意見を参考にしようと思ったとしても、それはどこまで言っても、ギャンブラーとしての思想であり。彼ら「賢者」の意見とやらは、どこまで行っても昔、競馬のスタジアムの周りにいた「のみや」となにも変わりません。
相場の予想に、資金を投じようと思った瞬間に、確率的に大半が負け組となることが確定してしまいます。ビットコインやFXは当然のこと「株式投資」であったとしても、中短期視点で考え、取り組んだ瞬間に、「ゼロサムゲーム」に参戦することになります。
「ゼロサムゲーム」に参加した瞬間に、いかなることでも、イチかバチかの「ギャンブルゲーム」へと変貌を遂げてしまうのです。本質的に成長を遂げる企業への、長期視点の投資こそが、僕たちの言うところの、「無敗の株式投資」へとつながる唯一無二の道なのです。
中短期的な株式売買は「コイントス」
中短期の株式投資で儲けようと考えることは、「コイントス」で勝ち続けようとすることに似ています。実際に、5円玉でも、100円玉でも、手元にあるコインで、次に出る目が、表か裏かを当て続けようとしてみれば分かりますが。まず連続では当たりません。
2、3、連続で当たったとしても、それは単なる運です。そして、続ければ続けるほどに、負けが積み重なってしまうのです。そういう中短期な「株式売買」のやり方に挑戦しないのは、単純に分が悪いからです。
僕もかつては、パチンコ・パチスロ、カジノのルーレットや大小など、この手のギャンブルが大好きだったので、その気持は良く分かりますが。こうした先の見えないギャンブルで、連続で勝ち続けると、ものすごく気持ちが良いです。
ハラハラ、ドキドキ感にまみれて、何時間でも継続できてしまいます。しかし、今はこうした行為は絶対にやりません。単なる娯楽としても、やることはありません。なぜなら、自分のお金、時間、労力、その全てを無駄にしてしまう行為であると、気づいてしまったからです。
実際に確率論で、儲かることもありますが、到底こうした方法に、大切な資金を投じようとは考えられません。今となっては、必ず勝てる行為にしか、限られたお金、時間、労力を投じたくないのです。
「成長企業」には「複利効果」が働く
僕たちが投資対象としている企業には共通して、「複利効果」が働いています。「成長企業」の「企業価値」には、「複利」が働いているからです。「企業価値」を言い換えると、その企業が将来的に稼ぎ出す利益の現在価値総額です。将来、その企業が稼ぎ出す、営業利益の流れです。
「リンゴの木」を育てる如く、今年もリンゴが実をつけますが、適切に水と栄養素を与え続けることで、木の根幹そのものが成長して、沢山の枝をつけて、毎年実をつける質と量がドンドン増大して行くのです。
同様に、本当に強い、成長企業は、利益を次なる成長のための投資に回していきます。そのため、企業価値が、指数関数的に成長することができるのです。「企業価値の複利効果」が働き続けます。確かに中短期的には、雇用統計だったり、物価指数だったり、戦争だったり、大統領選挙だったりと、企業価値以外の要素の影響を大いに受けます。
けれども長期的には、その企業の本質的な「企業価値」へと集約されていくのです。「株式市場は、短期的には投機的になるけど、長期的には本質的な成長が数値化される」構造的に強固な、成長企業に資金を投じて、長期的に保有することで、ギャンブルゲームではなく、「無敗の株式投資」へと進化成長を遂げるのです。
そして、本当にこうした「成長企業」を見極めることができれば、途中で売却して利益確定したりすることは、企業価値増大の複利効果を途中で諦めることになるので、絶対に損であると考えることができるようになります。今日利確して、目先の利益を手に入れることで、来年以降に積み上がる利益の全てを放棄してしまう愚かな行為であると考えてしまうからです。
プロの投資家や、機関投資家、金融機関などは、年度ごとの決算がありますので、含み益を利確する必要が出てきます。けれども、僕たち個人は決算を締める必要がなく、そうした意味でも、利益確定をする必要がありません。
途中で利益を確定してしまうと、「NISA枠」以外は、税金を取られてしまうだけ。その上で、将来積み重なり続ける収益の全てを手放すことになってしまうので、「大損である」と考えるようになります。「成長企業」による、「企業価値の複利効果」こそが、長期視点の最も大きな利点。構造的に強固な成長企業が、利益を上げ続ける限り、必ず複利効果が発生します。
企業価値は複利で積み重なり続ける。企業価値が、複利で積み重なり続ける限りは、短期的には上下することがあったとしても、長期的に見れば、株価は必ず、本質的な企業価値に追随する形で上昇して行くのです。この深淵を理解できれば、「無敗の株式投資家」として、負けない株式投資に臨めるようになれるのです。
ギャンブラーではなく、投資家として進化成長を遂げられるマインドセットは、ここにあるわけです。それではどのような企業が、具体的に「成長企業」と言えるのか?その確かな根拠を、「立体考察法」を武器に、明らかにするのが「北の株式投資大学」の講義です。
「ギャンブラーになるなら、投資家になるな。投資家になるなら、ギャンブラーになるな。」「無敗の投資家」になりたい場合は、「株式投資」を基礎から学んでみてくださいね。「北の株式投資大学」 https://m.kitasociety.com/k-univ