僕が本格的に「インターネットビジネス」の世界に足を踏み入れてから、早くも20年以上が経過しました。その間、僕はこうした執筆活動だけでなく、「モノ・サービス・情報」をインターネットを介して提供する、さまざまなビジネスに取り組んできました。

さらに、インターネットビジネスを行っている多くの自営業者ともネットワークを築いています。現在、僕たちのような零細な個人事業主が、どのようなビジネスを通じて再現性高くゼロイチ(ゼロから一を作り出すこと)を実現し、売上や利益を持続的に伸ばしていけるのか?僕は常にアンテナを張り巡らせ、「これは!」と思うビジネスモデルには再現性を確かめるためにチャレンジしています。

実は僕自身、現役サラリーマンでありながら副業としてインターネットビジネスを始め、『現役サラリーマン札束の会』という活動も運営していた経験があります。そのため、僕がゼロイチ再現性を確かめる際の基準は一貫しています。

それは、「現役サラリーマンでも、限られた時間と資金の中で、学歴や職歴、性別、年齢、才能に関係なく、ゼロからビジネスを立ち上げて売上・利益を高め続けられるかどうか?」という点です。たとえば、特別な才覚が求められるビジネスモデルや、多額の資金投資が必要なビジネス、1日に長時間の労働時間が必要なビジネスは、自ずとこの基準から外れてしまいます。

現役サラリーマンとして副業に取り組む方々にとって、無理なく取り組めるビジネスでなければならないと考えているからです。このような基準の中で、僕が真剣に取り組む価値があると判断したインターネットビジネスが2つあります。

それが、国内仕入・国内販売の「ロイ式」物販ビジネスと、国内仕入・海外輸出販売の「ケイタ式」物販ビジネスです。現在、僕の弟名義で立ち上げた日本の会社法人において、これら2つのビジネスを継続的に行っています。

この実践において、僕は裏で多額の資金を投入したりといった特別なサポートを行うことは一切していません。あくまで、月収20万円程度のサラリーマンが副業としてスタートアップする場合に、どのように始めればよいのか?という視点で、再現性を重視したスタートアップを行っています。この基準を守ることで、現役サラリーマンの皆さんにとっても具体的な参考例となるよう心がけています。

最も簡単かつ確実に売上・利益を維持継続できるビジネス

僕が20年以上にわたり、零細個人事業主向けに特化した「インターネットビジネス」の研究を続けてきた経験から、一度立ち上げた売上と利益を維持・継続するという観点で最も簡単かつ確実なビジネスについて考えた時、挙げられるのが「ロイ式」と「ケイタ式」の物販ビジネスです。

最初に「ロイ式」から取り組みを開始しました。孔明弟を含め、ゼロから一を作り出し、売上・利益を拡大させた後、毎月の売上や利益水準を維持する難易度が極めて低いということが実証されています。

一般的なインターネットビジネスでは、商品やサービスを販売するための努力を続けなければ、せっかく獲得した売上・利益を安定して維持することは困難です。多くの場合、日々のマーケティングや営業活動に取り組み続ける必要があります。

しかし、「ロイ式」物販ビジネスの最大の魅力は、こうした「営業努力」がほとんど必要ないという点です。これは通常のビジネスでは、最もお金や時間、労力を費やす部分です。ところが、「ロイ式」では、営業活動に追われることなく、安定した収益が得られるのです。

たとえば、孔明弟が「ロイ式」を始めたのは2019年ですが、2021年12月には月商1,000万円の大台に到達し、その後も安定してこの水準を維持しています。その間、営業努力と呼べるような活動は一切行っていません。

実際に彼と親しい仲間たち、たとえば渋谷のカフェで一緒に「黙々会」をしているメンバーは、彼の口から直接この話を聞いていると思います。「ロイ式」の月商が1,000万円に達した後、彼はさらに売上を右肩上がりにすることよりも、維持・継続を重視しました。

「ロイ式・年間プログラム」の受講が終了した人だけが参加できる『ロイプロ』と呼ばれるコミュニティから学び、在庫管理と受発注を管理する「スプレッドシート」システムを導入しました。このシステムを導入した結果、在宅ワークのアルバイトの方々に管理業務の大部分を任せられるようになり、孔明弟自身はほとんど手をかけずにビジネスが回るようになったのです。

このようにして、彼のビジネスはほぼ自動的に維持され、収益を上げ続けています。営業努力を最小限に抑え、手間をかけずに安定収益を確保できるビジネスモデルとして、特にサラリーマンや副業を希望する方にとって理想的な選択肢の一つと言えるでしょう。

自動的に月商1,000万を維持継続

「スプレッドシート」を活用したことで、細かい在庫管理が可能になり、欠品による売上チャンスのロスもほぼなくなりました。メーカーや卸売問屋への追加注文も、クリックひとつで完了します。このような作業は完全に仕組み化されているため、孔明弟が自分で行う必要はありません。

在宅ワークの外注スタッフが、それぞれの役割に従って作業をこなしてくれるおかげです。この仕組みの導入により、「ロイ式」ビジネスで売上・利益を維持するために抱えていた在庫量も大幅に削減することができました。

在庫量が減るということは、資金効率が上がるということを意味します。投資の観点で言えば、少ない資金でより高い投資利回りを獲得できる状態です。なぜあえて右肩上がりを目指さないのかという理由ですが、それは「無敗の株式投資法」から完全に逆算された「ロイ式」だからです。

孔明弟も「地下ソサエティ」の「プラチナメンタリング」における『3,000万プロジェクト』に参加しており、株式投資に充てる資金のために銀行融資で資金を創り、滞留させ続けることを目指しています。

大きな収益の柱を「株式投資」に置くことで、税率を最低限に抑えられるメリットがあります。「ロイ式」を運営する会社法人としては、決算ベースで年間経常利益200万円が残れば十分と考えています。

「生みの苦しみ」の先にある「楽園」

確かにいかなるビジネスにも、生みの苦しみはあります。例えば「ロイ式」でゼロイチを実現する際には、会社法人の設立、名刺の準備、メーカーや卸売問屋との商談方法の習得など、さまざまなステップを踏む必要があります。

また、インターネット上に本店的なショップを構えることや、仕入れた商品をAmazonや楽天に出品する方法を覚えることも求められます。このように、基本的な概念を学びつつ、実践を通じて身につけるまでに、半年ほどの時間が必要かもしれません。

さらに、始めのうちは、売上や利益を積み上げるのに時間がかかるかもしれません。今では、孔明弟も「ロイ式」のベースがある上で、国内仕入・海外輸出販売の「ケイタ式」を新たに開始しました。そして、「ケイタ式」でも、月商400万円水準になっています。

「ケイタ式」にも、「ケイタ式」なりの、ゼロイチの生みの苦しみはあります。しかし、これたの「ゼロイチ」の苦労は「ロイ式」「ケイタ式」特有のものでしょうか?結論から言えば、むしろ「ロイ式」と「ケイタ式」以外のインターネットビジネスでは、ゼロイチを達成し、売上や利益を安定的に積み上げるためには、はるかに多くの時間、資金、労力が必要になるのが現実です。

他のインターネットビジネスでは、場合によっては抽象的な「才能」や「センス」が求められることが多々あり、そうした点で「ロイ式」と「ケイタ式」の生みの苦しみは比較的容易なものであると言えます。確かに、慣れないことに対して戸惑いを感じることもあるでしょう。

しかし、これはどのようなビジネスにも共通することです。一度作り上げた売上や利益を維持継続するのが比較的簡単であるという点で、「ロイ式」と「ケイタ式」は優れています。月商300万円、500万円、1000万円と一度高めることができれば、その後は、労働をほとんど要さずに売上や利益を獲得し続けることが可能です。

具体的には、1日1時間ほど在宅ワークの外注スタッフさんの動きを確認するだけで済む形にすることも可能です。さらに、「株式投資」という出口にも直結するビジネスであります。空いた時間を会社経営に役立つ活動に充てたり、決算書から逆算した銀行融資の活用方法を研究したり、その成果によって、数千万から数億の多額の資金が創られます。

その積み上がり、滞留している「資金」を「米国の成長株への株式投資」でさらに資産を増やし続ける活動に傾注することができます。「ロイ式」も「ケイタ式」も、「お金持ち」を目指すために設計された「北の物販大富豪の戦略術」の活動から、完全に逆算されたビジネスモデルですので。その段階まで到達した時に、これまで費やした生みの苦しみも、お金、時間、労力その全てが、報われる状態になるのです。

一度失敗してしまうと、それまで費やしたお金、時間、労力、その全てがムダになってしまいますので。新たにビジネスに取り組む場合は、最大限に報われるものさらには、売上・利益を高めたり、維持継続する際、極力営業努力の要らない営業努力に絞り込んだ上で、慎重に選択して行きましょう。