サラリーマンとして本業に励みながらも、空いた時間でビジネスを手がける。あるいは、自営業の社長として、自らの力でビジネスを立ち上げる。このように、多様な働き方ができる時代が訪れたのは、インターネットの普及がもたらした大きな恩恵の一つです。

しかし、ここで考えてみてください。果たして、どれだけの人が「会社法人」という仕組みの本質を理解し、その活用方法を知っているのでしょうか?正直、心配になるのです。多くの方が「ビジネスを成功させる」という目的だけに意識を向けてしまい、「会社法人」という重要なツールの活用方法を知らないまま走り出してしまっているのではないかと。その結果、知らないうちに大きな穴を抱えた状態で事業を進め、いつかその穴が事業全体を揺るがす危機を引き起こす可能性が高いのです。

だからこそ、僕たちの仲間には、ビジネスを営む際に「会社法人」の本質をしっかり理解していただきたいと願っています。一度立ち上げた会社法人を、ただ形だけの存在にしてしまうのではなく、永続的に利益を生み出す強固な仕組みとして機能させる。それができれば、ビジネスは単なる偶然の成功や一時的なブームに頼らず、持続的な発展を遂げることができます。

これを実現するために必要なもの、それが「設計図」です。たとえば、僕たちが掲げる『年収1,000万5ポケッツ』では、次の5つを柱としています。

1. サラリーマンとしてお金を稼ぐ
2. ビジネスでお金を稼ぐ
3. 銀行融資を活用してお金を創る
4. 投資でお金を増やす
5. 物販法人を活用してお金を回す

これまでの10回の講義を通じて、各分野の特別講師より「設計図」を共有してもらいました。そして、今回の第11回目では、これらのすべてを一つに集約するための「受け皿」となる「会社法人」について、その立ち上げ方から活用方法まで、基礎から徹底的に学んでいただきます。

「会社法人」が正しく機能し始めれば、それは単なる事業運営の枠組みではなく、「絶対に潰れない」盤石な体制を構築するための核となります。これを実現することで、狙って「修羅」レベルの年収を毎年確実に得られるようなビジネス基盤を作ることが可能になるのです。

今回11月23日(土)開催する「地下ソサエティ」シルバー・セミナーでは、ミスタMを講師に招き、「会社法人の立ち上げ方法」と「会社法人の活用方法の基礎」について具体的な解説を行います。この機会に、「会社法人」の本質をしっかりと理解し、次のステージへ進む準備を整えてください。

文官」のいない「軍」は勝てない

個別面談を通じて、多くのサラリーマンが「いつかは起業・独立を」と語る場面に何度も遭遇しました。その言葉を耳にするたびに、驚かされることがあります。それは、大半の方々が「ビジネスのことだけ」を考えていて、「会社法人」の本質的な活用についてまったく触れていないことです。

確かに、「将来独立するのが夢なんです」と言いながら、具体的なプランもなく妄想にふけっているだけの状態よりは、営むべきビジネスが明確になっているのは一歩前進です。それでも、ビジネスだけを考えたままの状態は、もったいないどころか非常に危険です。

例えば、僕たちの仲間内で広く実践されている「ロイ式」や「ケイタ式」といった物販ビジネスは、その仕組みを学び、真剣に取り組めば誰でも稼げるようになります。しかし、そのビジネスで稼げるようになったとしても、「会社法人」の活用方法を知らなければ、文官のいない軍隊のようなものです。

現代のビジネスはまさに戦争です。この戦場で、内政を担う「文官」なしに、勝ち続けたり、生き残り続けたりするのは至難の業です。いかに優れた「兵士」や「武器」(つまりビジネススキルや商品)があったとしても、「内政」という基盤がしっかりしていなければ、長期的な勝利は見込めません。

たとえば、ビジネスが調子の良いときは、がむしゃらに突撃を繰り返すことで一時的に利益を上げることができるかもしれません。しかし、世の中の環境や業界のルールが少しでも変われば、そうした戦略では容易に崩れてしまいます。これでは、せっかく築き上げたものを一瞬で失う危険性が高まります。

どんなビジネスにも波があります。調子の良いときもあれば、悪いときもある。その中で、生き残り続けるためには、「会社法人」を正しく理解し、活用することが不可欠です。会社法人を中心に据えた「内政」が整っていれば、たとえビジネスが一時的に停滞しても、会社全体を維持しながら次のチャンスを狙うことができます。

また、「内政」を重視した会社運営を行えば、社会や取引先からの信用・信頼を積み上げることができます。これが「盤石な会社法人」を築く鍵となり、さらに強固な基盤を作り出す好循環へとつながっていきます。一方で、「内政」の理解が乏しい会社法人では、調子の良い時期にはなんとか持ちこたえるかもしれませんが、少しの変化で簡単に瓦解するリスクを抱えています。

会社法人を生かすのか、殺すのかは、あるあなた次第なのです。だからこそ、会社法人を立ち上げる際には、その本質的な意味や活用方法をしっかり学ぶ必要があります。内政の強い会社法人を構築することで、あなたのビジネスは安定し、さらに大きな成果を目指せるでしょう。

もしも、「会社法人」という言葉に少しでも不安を感じているなら、ぜひ一度その基礎を学び直してみてください。そこには、成功を永続させるためのヒントがたくさん隠されているはずです。

ビジネスを営む目的とは?

僕たち自営業者にとって、ビジネスを営む目的とは一体何なのでしょうか?売上高を上げることでしょうか?利益を増やすことでしょうか?実は、そのどちらも正解ではありません。ビジネスを営む本当の目的は、「自分たちが使えるお金を残すこと」なのです。

この目的を忘れてしまうと、ビジネスの本質を見失ってしまいます。特にこれから新たにビジネスを始めようとしている方々はもちろんのこと、長年自営業を営んでいる方々でも、この目的基準があいまいになっているケースが多々見受けられます。その結果として、こんな状況に陥る自営業者が少なくありません。

– 売上高だけを追い求めて、人を必要以上に雇い、経費を浪費し、とにかく規模を大きくしようとする。
– ビジネスで得た利益を、何の計画もなく再投資に回してしまう。
– 税理士に言われるがまま、節税目的だけで動いてしまう。

これでは、「あなたは一体何のためにビジネスをしているのですか?」と問われても、納得のいく答えを出せないでしょう。結果として、成功者に近づくどころか、どんどんその距離を広げてしまうのは明らかです。僕たちの仲間には、こうした本末転倒な自営業者にはなってほしくありません。

なぜなら、僕たちが生きている時間には限りがあるからです。人生が1,000年あったなら、趣味としてビジネスを営む数百年も余興として楽しめるでしょう。しかし、実際のところ、僕たちが健全に労働できる時間は決して長くはありません。お金を価値あるものとして使える時間にも、やはり期限があります。

だからこそ、限られた年月の中で、欲しいものを手に入れたり、夢を叶えたりするために、「お金をどう残せるか」という視点を持つことが極めて重要なのです。この目的基準を見失うと、気づけば「ただなんとなくビジネスをしているだけ」という状態になってしまいます。

例えば、「僕はビジネスをするのが楽しいだけで、特に欲しいものはありません」といった曖昧な答えしか出てこなくなるのです。しかし、「お金を残す」という明確な目的を持てば、ビジネスの知識やスキル、経験だけではなく、「会社法人」の活用方法を理解することが必要不可欠だと気づけます。

むしろ、極論を言えば、ビジネスを営まなくとも、「会社法人」を正しく活用するだけでも「お金を残す仕組み」を構築できるのです。この視点を持った上で、真剣にビジネスに取り組むと、ビジネスの持つ本来の力を最大限に発揮できるようになります。逆に、大多数の自営業者が軽視しがちな「会社法人」の活用を学ばずして、ビジネスの成功を語ることはできないでしょう。

だからこそ、一度立ち止まり、「会社法人」という器の活用方法についてじっくり学ぶ時間を取ることが大切です。それは、あなたの人生を盤石なものにし、成功を永続的なものとするための鍵なのです。

「船長」としてのお仕事ができてますか?

「船長」としての舵取り、できていますか?上場企業をはじめ、多くの企業が「ロイ式」のように国内で仕入れ、国内で販売を行う物販ビジネスを手掛けています。また、「ケイタ式」のように国内で仕入れ、海外で販売する越境物販を行う企業も珍しくありません。

しかし、ここで一つ注目していただきたいことがあります。それらの企業の社長や役員が、現場に降りて商品の梱包をしたり、発送作業に汗を流している姿を想像できますか?恐らくそんな光景はありませんよね。それはなぜでしょうか?社長や役員の仕事は、物販ビジネスそのものを労働として行うことではなく、「会社経営」をすることだからです。

この原則は、大企業だけに限りません。たとえ小規模な自営業であっても、本来、社長の最も重要な仕事は「会社法人」を活用して、事業全体を運営することにあります。自営業者として物販ビジネスを始める際、ゼロイチの段階では自ら手を動かして作業をこなすこともあるでしょう。

しかし、ビジネスが軌道に乗り、売上・利益が拡大していくにつれて、自分が行うべき実務は減らしていくべきなのです。商品登録、梱包、発送といった日々の作業は、アルバイトや社員、外注スタッフに任せていく。そうして経営者としての役割に集中する体制を整えるのが、自営業者としての「登竜門」を超えるための第一歩です。

しかし、それで終わりではありません。その先にある本当の課題は、「会社法人」の「船長」という役割を、自分以外の人に継承できるかどうかです。この継承が可能になったとき、経営者として本質的なステージに進むことができます。自分の手を離れた事業が自走し、さらには次の世代の「船長」によってさらに発展していく。これこそが、本物の経営者の姿です。

反対に、このステージに進めないとどうなるでしょうか?それは、船のオールを自分で漕ぎ続けるような状態です。スコップを持って、ひたすら地面を掘り続けるようなものです。つまり、いつまでたっても労働経営者としての枠を超えることができず、「不労所得」や本当の自由など夢のまた夢となってしまいます。

では、会社法人を「船長」として使いこなすために、何を学ぶべきなのでしょうか?その答えは非常に明確です。「会社法人の立ち上げ方法」と「会社法人の活用方法の基礎」を学ぶことです。これを学ぶことで、労働から解放され、会社法人を最大限に活用できる真の経営者へと一歩を踏み出すことができます。

そんな第一歩を踏み出すための場が、来たる 11月23日(土)に開催される「地下ソサエティ」「5ポケッツ年間プログラム」第11回セミナーです。このセミナーでは、「会社法人の立ち上げ方法」と「会社法人の活用方法の基礎」について、実践的で分かりやすい内容が提供されます。

今、あなたが物販ビジネスを始めたばかりでも、すでに一定の成功を収めていても、このセミナーから得られるものは非常に大きいはずです。基礎から学び、「会社法人」という船をしっかりと操れる「船長」としてのスキルを身につけましょう。夢や希望を、達成できる目標へと変えるための最初の一歩として、この機会をぜひ活用してください。