40代で年収700万~800万円を獲得しているということは、日本の全就労人口の中で上位10%に位置していることを意味します。この数字を達成できている方々は、社会的にも一定の成功を収めているといえるでしょう。
しかし、その一方で、40代という年齢でここからさらに上に行くことが難しいと感じている方々には、意外にも根深い問題を抱えている場合が多いのです。この「上位10%の層」と呼ばれる方々の中には、人生の中でそれなりにうまくいった経験はあるものの、いざ「上位中の上位」といえる戦いになると、常に敗北を重ねてしまう方が少なくありません。
一見、社会的には十分な地位を築いているように見えても、さらに高みを目指すことができない。この「修羅の領域」に踏み込むことができず、停滞してしまうケースが多いのです。そして、このまま50代、60代へと年齢を重ねるにつれて、心身の健康が衰え始め、気づけば戦線から確実にドロップアウトしていく・・・こうした未来が現実味を帯びてくるのです。
これは、成功しているように見える40代にとって、見過ごすことのできない重要な課題です。「上位10%」に位置することは素晴らしいことですが、そこからさらに進むための行動が必要です。さもなければ、確実に訪れる「下降のスパイラル」に巻き込まれてしまう危険があるのです。いま一度、自分自身を振り返り、未来への準備を始めることが、人生をさらに豊かにするための大きな鍵となるのではないでしょうか?
それなりに「優秀」な人生「上位10%」とは
学生時代、勉強はそれなりに得意で成績もそれなりに優秀。部活でも一定の成果を残し、名の通った大学を卒業。その後、誰もが知るような優良企業に就職を果たし、順調なキャリアを積んできた・・・。「上位10%」には、こうした背景を持つ方は少なくありません。
さらに、職場や取引先などを通じて出会った女性と結婚し、子どもにも恵まれる。社会的には申し分のない経歴を歩み、「それなりに優秀」と評される人生を送ってきた方々です。確かに、現在の日本の平均年収が約415万円であることを考えると、年収700万~800万円というのは「上位10%」に位置する立派な数字です。
その能力の高さゆえに、これまでの人生で何度も活躍の場を得てきたことでしょう。しかし、この「上位10%」に属する方々が40代に入ると、ある共通の課題に直面することが少なくありません。それは、「伸び悩み」と「停滞感」です。
<40代に差し掛かると訪れる課題>
40代に突入してから、仕事の成果がこれまでのように上がらなくなり、途端に伸び悩むことがあります。さらには、30代後半ごろから自分より若い、そして本当に優秀な年下の後輩に次々と追い抜かれ始めることも。これに対して、「自分は頑張っているのに、なぜ結果が出ないのか?」という疑問を抱きつつ、その理由を理解できないまま日々を過ごしている方も多いのではないでしょうか?
家庭においても、状況は同様です。夫婦仲は冷え込み、不協和音が漂うことが日常になっている場合もあります。さらに、子どもたちも思ったように活躍していないことに頭を悩ませる。それでも、「仕事でこれだけ頑張っているのに、なぜ家庭もうまくいかないのか?」と首をかしげるばかりで、その原因がつかめないまま時間だけが過ぎていくのです。
<年収700万~800万円の「上位10%」の現実>
確かに年収700万~800万円は低い数字ではありませんが、かといって「高年収」と胸を張れる水準でもありません。この「典型的な上位10%」の人々に共通しているのは、過去に何度か活躍した経験があるゆえに、自分の能力にある程度の自信を持っているという点です。
そのため、「いつかは年収1,000万、2,000万の修羅になりたい」と漠然と考えている方も多いでしょう。しかし、その夢を実現するための具体的な行動を起こせないまま、年収は現状維持が続いているのが実情です。インターネットで情報を集め、副業を始めて一時的に成果を上げる方もいます。
しかし、自分が手を動かさないと収入が生まれない状態が続いたり、忙しさから疲労がたまり、本業のサラリーマンとしての業務に影響が出ることもあります。そうした中で、副業にかける時間も限られ、収入も頭打ちになりがちです。一方で、今の安定した年収を捨てて独立する勇気が湧かない、家庭との時間をさらに削るわけにもいかない・・・その結果、結局は本業の仕事に集中せざるを得ないという状況に追い込まれます。
<このまま進む「右肩下がりの未来」>
40代の現状維持の先に待っているのは、50代、60代と年齢を重ねるごとに心身の健康が衰え、徐々に右肩下がりの人生を実感する日々です。54歳で、役職定年を迎えて、年収が平均30%下がり、年収が490万〜560万に下がる。60歳の定年退職で、さらに年収が半減して、年収が300万円弱になります。
この未来は、まさに「上位10%」に属する層に典型的な道筋です。これまでの人生で、確かに活躍した経験はあったかもしれません。しかし、その経験に甘んじてしまうと、次のステップに進むことは難しくなります。これまでの成功体験を土台に、さらなる高みを目指すには、新たな挑戦と具体的な行動が不可欠です。
今こそ、あなたの未来を変えるために、自分自身を見つめ直す時ではないでしょうか?この「上位10%」というポジションから抜け出し、次のステージへ進むための一歩を踏み出してみてください。
40代「上位10%」層が共通して抱える問題
40代の「上位10%」に位置する、いわゆる高止まり層。この層が抱えている問題は、意外にも根深いものがあります。一見成功を収めているように見えながら、実際には多くの共通する課題を抱えているのです。まず、この層の特徴として、中途半端な自信のようなものを持っているため、人の話を聞かない傾向があります。
一見、耳を傾けているようで、実際には本質を聴いていないことが多いのです。さらに、一生懸命さや努力の量は確かにかなり高い水準です。そのため、社内や家庭内では、「下を向いて一人で突っ走っている」という印象を周囲に与えがちです。しかし、本人はその姿勢が周囲に悪影響を及ぼしていることを全く理解していません。
それどころか、「周りが自分を理解してくれない」と思い込み、自分が被害者であるかのように感じてしまうことも少なくありません。また、この層の人たちは、好きなことや得意なことに対しては非常に没頭し、集中力を発揮します。そのため、それが成果に結びつく方向であれば、大きな成功を収めることができます。
しかし、もしその取り組みの方向性が少しでもずれてしまった場合、自分が間違った方向に進んでいることに気づかないまま、突き進んでしまうのです。周囲の同僚や家族がそのことを指摘しても、本人が耳を貸さないことが多く、次第に周囲は「言っても無駄だ」と諦めるようになります。
結果として、周囲からの助言やサポートを失い、孤立した状態に陥りがちです。さらに、年収はそれなりに高いものの、住宅ローンや家族の生活費などで出費がかさみ、貯金に余裕がないという状況もよく見られます。そのため、新たなビジネスやスキル習得のための講義や塾への投資を渋る傾向があります。
こうして、誰からもアドバイスを受けられない状況が徐々に構築されていきます。その結果、自分の行動や考え方を修正する機会を失い、改善や成長が止まり、暴走状態が続くのです。20代や30代の頃は、ある程度の知識や能力、そしてひたむきな努力によって乗り越えられた課題も、40代に入ると心身の衰えが急速に始まります。
そのため、これまでのやり方では通用しなくなり、馬力が落ちていくのを実感せざるを得なくなるのです。それでも、自分自身で何とかしようと頑張り続けるものの、その考え方や取り組み方が通用しなくなっていることに気づかず、ますます深みにはまっていきます。
そして、心身の衰えとともに、確実に下降曲線に突入していく・・・これが40代「上位10%」層が共通して抱える課題なのです。この状態を打開するには、自分の中にある中途半端な自信を捨て、謙虚に周囲の声に耳を傾ける姿勢が必要です。そして、新しい視点や手法を取り入れ、これまでの考え方や行動を根本的に見直すことが求められます。それが、次のステージへ進むための第一歩となるのではないでしょうか?
「修羅」のスタートラインにも立てていない現実
40代で「上位10%」と呼ばれる層の方々とお話ししていると、時折、「ビジネスや投資の「やり方」さえ分かれば、自分も年収1,000万以上、さらには年収2,000万以上の「修羅」になれるのではないか?」と考えている方がいます。しかし、この考え方は大きな勘違いです。
率直に申し上げますが、現在の年収700万~800万円で「上位10%」に属している方々が、年収1,000万(全体の上位3.8%)、さらには年収2,000万(全体の上位0.4%)という領域で活躍し続けている「修羅」たちの視点から見ると、実はまだ「競争のスタートライン」にすら立てていないのが現実です。
「やり方」だけの問題ではありません。それ以前に、「考え方」に根本的なズレがあるのです。なぜ自分がそのような高い目標を達成できると信じているのか?その自信の根拠を問いただしたくなるほど、誤った方向に突き進んでいる場合が多いのです。たとえるならば、ハワイの「ダイヤモンドヘッド」の登頂をゴールとした場合、登山チケットを購入する場所にすら到達しておらず、ひたすらワイキキビーチをぐるぐると歩き回っているようなものです。
その行動が全くゴールに近づいていないにも関わらず、本人にはその事実が見えていないことが多いのです。さらに問題なのは、ご本人が耳を貸さない姿勢です。周囲の意見を聞こうともせず、素直さも謙虚さも欠けているため、自らの状況を軌道修正することができません。この状態では、「競争」に参加することすら叶わず、当然ながら年収1,000万や年収2,000万といった水準に届くわけがありません。
一方で、高卒であっても人の話をしっかりと聴き、素直かつ謙虚な姿勢で学び続ける自営業者たちは、次々と実績を積み重ねています。その結果、彼らは年収ベースで「上位10%」の方々をあっさりと追い越してしまうのです。「なぜ自分は、ある程度優秀だと評価されてきたにも関わらず、『上位10%』で高止まりしたままなのか?」「このまま堕ちるのを待つしかないのか?」と真剣に考える時期に来ているのではないでしょうか?
この課題を乗り越えるためには、「やり方」を学ぶ前に、「考え方」を根本から見直す必要があります。素直に周囲の意見に耳を傾け、自らを省みる姿勢がなければ、次のステージへ進むことはできません。自信が足かせとなっている可能性に気づき、柔軟かつ謙虚な姿勢で新たな学びに挑戦することが、真の「修羅」への第一歩となるのです。
「敗北」を認め、「考え方(脳OS)」を変える
もし、あなたにとって人生のピークが現在の「上位10%」の状態であり、これから50代、60代と右肩下がりの道を進むことになっても「それで良い」と割り切れるのであれば、それも一つの選択肢です。人生の行方を決めるのは、自分自身でしかありません。すべての人が、自らの選択によってその通りの人生を歩んでいます。
それが自分の納得する道であるのなら、それで話は終わりです。しかしもしも、「このまま『上位10%』で高止まりの人生なんて嫌だ!年収1,000万円(上位3.8%)、年収2,000万円(上位0.4%)の『修羅』になりたい!」と思うのであれば、ここで考えるべきことがあります。
それは、「何をやるか?」という具体的な手法(アプリや設計図)を探し求めるよりも先に、「考え方(脳OS)」そのものを変えなければならない、ということです。「修羅」の世界で戦うには、その「考え方(脳OS)」を上位3.8%や上位0.4%の人々と同じものに書き換えなければなりません。
そうしなければ、永遠に「修羅」の競争のスタートラインにさえ立つことができないのです。ここで重要なのは、現状を冷静に見つめ直し、「自分はまだ競争にすら参加できていないのだ」と現実を受け入れることです。40代で年収700万~800万円(上位10%)は、確かに社会的には評価される水準です。
しかし、「修羅」という目的基準で見ると、それは「完全なる敗者」といえる立場であることを自覚する必要があります。これまで、あなたは自分なりの「考え方(脳OS)」と「やり方(アプリや設計図)」に基づいて努力を重ねてきたことでしょう。それでも目的地に到達できなかったという事実・・・つまり、40代になっても「上位10%」の位置にしか到達していない現状を素直に受け入れ、「敗北」を認めることが重要です。
「上位10%」と「修羅」では、根本的に戦い方が異なります。この違いを理解し、自らの「考え方(脳OS)」を根本から書き換えることに真剣に取り組まなければ、永遠に「修羅」の世界には到達できないのです。今、あなたが立っている場所を冷静に振り返り、「競争」に参加すらしていない現実を受け入れましょう。
そして、謙虚な姿勢で周囲の意見に耳を傾け、正しい知識を学び直すことが必要です。これまで「高止まりの敗者」として過ごしてきた自分と完全に決別し、全く新しい自分へと生まれ変わる覚悟を持つべきです。そのためには、自分自身の「考え方(脳OS)」を徹底的に見直し、上位0.4%や3.8%の基準に基づくものへと書き換える努力が不可欠です。
このプロセスを恐れる必要はありません。未来の自分を創造するための第一歩を踏み出すのです。この覚悟があれば、あなたも「修羅」の競争に挑むことができるのです。今こそ、その一歩を踏み出してみませんか?
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