2024年の「新NISA」スタート以降、日本では「オルカン」と「S&P500」が大流行していました。「北の株式投資大学」でも、入学したばかりの受講生は、「投資信託は何を購入した方が良いですか?「オルカン」ですか?「SP500」ですか?」と質問を頂戴することが多々ありますね。
「オルカン」とは、正式名称「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の投資信託のことです。そもそも投資信託とは、投資家から集めたお金を、運用のプロ(ファンドマネージャー)が、様々な投資先に分散させて運用する金融商品で、「オルカン」の投資対象地域は、「全世界」であり、世界株価のindex指数と連動した値動きを目指す投資信託です。
☆「オルカン」のベンチマーク(連動を目指す指数)MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
オルカンはその正式名称のとおり、この投資信託1本で「全世界」の企業が発行する「株式」に投資できることが特徴です。全世界株式を投資対象とする投資信託はいくつもありますが、オルカンは特に人気が高く、2024年12月時点の「純資産総額」は、約4兆9千億円で、投資信託全体の中でも、トップクラスの規模を誇ります。
一方で、「S&P500」は、正式名称「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」のことです。S&P500は、米国の株価指数の1つです。株価指数とは、株式相場の動きを表す指標のことで、例えば日本では「日経平均」や「TOPIX」などがあります。S&P500は米国を代表する企業500社で構成されているため、米国の株式市場全体の動きを反映すると言われています。
長年にわたって右肩上がりで成長している上に、世界経済全体に与える影響も大きいことから、世界中の投資家がチェックしている指数です。
☆「S&P500」のベンチマーク(連動を目指す指数)「S&P500との連動を目指す投資信託(S&P500をベンチマークとしたインデックスファンド)」
「オルカン」か?「S&P500」か?
「オルカン」にしても、「S&P500」にしても、リスクを抑えて投資したいのなら、多くの国や銘柄に投資するという「分散投資」の考えから、投資初心者の方々には、とても人気のある投資信託です。「新NISA」の仕組みでも、
・1人1,200万円の「成長投資枠」
・1人600万円の「つみたて投資枠」
合計1人1,800万円
全額、「オルカン」や「S&P500」だけに投資することも可能ということから。「新NISA」のスタートと共に、純資産総額は右肩上がりに増加しました。どちらの投資信託を選ぶのか?その判断基準は一般的に、米国経済への信頼度の高さがポイントになります。
例えば、「今後も米国経済は成長していく」と考えているのなら「S&P500」を選択。「米国経済への信頼は厚いけど、失速する不安もある」のなら、「オルカン」を選択。・・・という形になります。投資初心者が大好きな言葉に、「分散投資」というものがあります。
投資先が1つの国や、1角資産だけに偏っていると、そこに何かあった時に大きなダメージを被ってしまうからです。例えば、「S&P500」だけに投資していた場合、米国経済が失速して暴落するようなことがあれば、投資したしさんが目減りしてしまうことになります。
そこで、リスクを抑えた投資をしよう・・・多くの国に分散して投資しよう!という判断をした場合、「オルカン」を選択することになります。僕は、「オルカン」も「S&P500」も、表向きなトークでは否定することはありません。なぜなら、「預金として放置するよりマシ」だと考えているからです。
また、暗号資産、FX、不動産、太陽光・・・など、根拠が無かったり、利回りが低かったりする、投資案件に大切な資金を投じてしまうくらいなら。生涯非課税投資枠の「NISA」を活用して、無税の枠で「オルカン」や「S&P500」に資金を投じて、5年〜10年「ガチホ」し続けた方が、確実に、安全に資産をゆっくり増大させることができると思います。
「個別」を知ると選べない「オルカンとS&P500」
「NISA枠」を活用して、「オルカン」や「S&P500」」に投資をする際、「ドルコスト平均法」で、毎月1万、毎月5万、毎月10万・・・とコツコツ同金額を購入し続ければ、世界全体や、米国全体の、地合いによる価格の上下を消して、世界経済と米国全体の成長性だけを抑えることが可能になります。
途中大暴落が発生したとしても、安値で沢山の数量を購入することになるので、相場や地合いに、頭を使うこと無く、投資をし続けられます。老後の資金としては、年金系や保険系に投資するよりも、確実に資金を増大させることができると思います。けれども、これはあくまでも、「表向き」の話であり、「北の株式投資大学」を通して、個別銘柄を研究した方々には、全く真逆のお話をすることになります。
孔明「「オルカン」も「S&P500」も約75%〜80%、クズ株をセットで買わされることになるので、大切な資金を投じるのはもったいないです。僕たちは「個別」で成長株への投資一択ですね!」・・・と。
個別銘柄のことを、何も知らない一般の方々が、投資するには良いけれど。一度、「米国成長株」の「個別銘柄の研究」の世界に足を踏み入れてしまった受講生の方々にとっては、「オルカン」も「S&P500」もどちらにしても、ありえない位、もったいない投資案件という評価になります。
なぜなら、僕たちが投資対象としているような、「米国成長株」は、「オルカン」や「S&P500」が上昇する時には、もっと上昇します。「米国成長株」が地合いで下落した時には、「オルカン」や「S&P500」はもっと下落します。
僕たちが投資している「米国成長株」が、地合いで相場が荒れて大暴落が発生したとしても、地合いで相場が平常運転に戻った瞬間に、一瞬にして資金が集まってきて、すぐに大復活を遂げるどころか、下落する前よりも、さらに大きく上昇して行きます。この現実を知ってしまった僕たちは、今さら「オルカン」や「S&P500」などに、1円足りとも投資する意味と価値は無いわけです。
「テンバガー(10倍株)」を目指すためには
例えば、
対象「米国成長株」2023年の1年間のパフォーマンス
・A株:1.6倍(年利60%)
・B株:3.6倍(年利260%)
・C株:1.75倍(年利75%)
・D株:1.75倍(年利75%)
・E株:3.12倍(年利212%)
・F株:1.9倍(年利90%)
・G株:2.9倍(年利190%)
・H株:1.76倍(年利76%)
対象「米国成長株」2024年の1年間のパフォーマンス
・A株:1.58倍(年利58%)
・B株:3.23倍(年利223%)
・C株:1.54倍(年利54%)
・D株:1.27倍(年利27%)
・E株:1.87倍(年利87%)
・F株:1.61倍(年利61%)
・G株:3.53倍(年利253%)
・H株:2.04倍(年利104%)
・・・という形で、2023年、2024年のそれぞれの年のパフォーマンスを情報共有させて頂きましたが。
「オルカン」
2023年:16,068円→20,930円(約1.3倍)
2024年:20,930円→27,686円(約1.32倍)
にしかなっていません。
「S&P500」
2023年:17,690円→25,154円(約1.42倍)
2024年:25,154円→34,182円(約1.35倍)
にしかなっていません。
預貯金よりはマシ、素晴らしいパフォーマンスではありますが。「テンバガー(10倍株)」「5年で5倍、10年で10倍を目指すけれども案外5年で10倍になる」などということは、まず起こりえません。僕の外部公開用「3,000万アカウント」のような1年で2倍以上などというパフォーマンスを出すことは、絶対にできないのです。
「3,000万アカウント」
・投資額:約3,200万円
・増加額:+4,537万円
・評価額:7,737万円
・証拠画像 https://f.yourl.jp/ababd99d/
さらには、
スタート:3,000万・0.00%
1年後:4,500万・50%
2年後:6,750万・125%
3年後:1億0,125万・237%
4年後:1億5,187万・406%
5年後:2億2,781万・659%
6年後:3億4,171万・1,039%
7年後:5億1,257万・1,608%
8年後:7億6,886万・2,462%
・・・という皮算用も「オルカン」や「S&P500」では絶対に成立しません。つまり、「米国成長株」と、「オルカン」「S&P500」の間にある、パフォーマンスの差が、「北の株式投資大学」で毎月公開されている「米国成長株の情報」の価値ということになります。
「米国成長株」を「個別情報」によって理解し、その上で集中投資することができれば、純粋に「成長性」だけを、活用することができるのです。限られた年月の中で、限られた資金で増やしたい!と考える場合ほど、「北の株式投資大学」で公開されている情報で武装し、「成長性」を最大限に活用頂きたいと思うわけですね。
「北の株式投資大学」への入口 https://m.kitasociety.com/k-univ