「ドルコスト平均法」の「定額購入」

「ドルコスト平均法」は、毎月一定の金額や一定の株数を購入する投資手法です。市場が上がっている時も下がっている時も、買い続けることで、「安い時に多く、高い時に少なく」買います。

その際、毎月一定の金額を投資するのがいいのか?毎月一定の数量を投資するのがいいのか?具体的に2021年〜2022年に僕が投資していた「米国成長企業A」の株をベースに考察します。まずは実際に僕が採用した「定額購入」です。

「米国成長企業A」の株は、2021年2月16日には150ドル(分割前)でした。毎月1万ドルをドルコスト平均法で購入して行く場合、150ドルで66株(約9,900ドル)購入できました。その後、株価が上昇していったので、

2021年
3月74株(9,990ドル)、
4月61株(9,882ドル)、
5月65株(9,880ドル)、
6月51株(以降購入金額省略)、
7月48株、
8月48株、
9月43株、
10月45株と、

一ヶ月当たりに購入できる数量が減少して行きました。2021年11月15日には330ドル(分割前)になり、30株しか購入できませんでした。しかし、その後、「米国成長企業A」株がドンドン下落していきました。

2021年
12月33株、
2022年
1月37株、
2月37株、
3月37株、
4月44株、
5月54株、
6月59株、
7月63株、
8月52株、
9月68株、

株価が下がれば下がる程に、購入可能数量が再び増えます。2022年10月には、一時期は330ドル(分割前)だった株価が、127ドル(分割前)まで落ちて、流石に精神的に恐怖の気持ちで怯えていましたが・・・。それでも頑張って買い続けました。その後、株価が持ち直して来て、

2022年
11月59株、
12月53株、

2023年
1月56株、
2月43株と、

株価の上昇に伴い、購入可能数量が下がりました。2023年2月時点の株価は230ドル(分割前)で、最高値330ドル(2021年11月)まで戻りませんでした。

2021年2月〜2023年2月までの25ヶ月間で、投資額累計24万7,450ドル、取得株数は1,304株、平均取得価格約190ドル(分割前)。2023年2月時点の株価約230ドル(分割前)評価額29万9,920ドル。当時の高値最高株価330ドル(分割前)まで戻っていない状態でも、+5万2,470ドル(121%)になりました。

「定数購入」シミュレーション

「ドルコスト平均法」は、毎月一定の金額や一定の株数を購入する投資手法です。次は、2021年〜2022年の「米国成長企業A」の株をベースに「定数購入」の考察を行います。僕は「定額購入」でしたので、「もしもあの時定数購入していたら・・・」という、シミュレーションになります。購入数量を毎月50株買っていたら・・・という条件ですね。

2021年
2月7,500ドル、
3月6,750ドル、
4月8,100ドル、
5月7,600ドル、
6月9,650ドル、
7月10,250ドル、
8月10,400ドル、
9月11,450ドル、
10月10,950ドル。

そして、2021年11月当時の、「米国成長企業A」過去最高株価330ドル(分割前)では、50株を月16,500ドルで購入することになります。330ドル(分割前)を頂点に、株価の下落に突入。

2021年
12月15,100ドル、

2022年
1月13,300ドル、
2月13,250ドル、
3月13,250ドル、
4月11,350ドル、
5月9,150ドル、
6月8,400ドル、
7月7,850ドル、
8月9,550ドル、
9月7,250ドルと、

50株を獲得できる必要投資額も下がっていきます。10月底値127ドル(分割前)をつけた時には、50株が6,350ドルで獲得できたことになります。その後、再び「米国成長企業A」の株価が上昇していきました。

2022年11月8,450ドル、12月9,350ドル、2023年1月8,900ドル、2月11,500ドル。2021年2月〜2023年2月までの25ヶ月間、「米国成長企業A」の株を毎月50株ずつ購入し続けていたとしたら。

投資額累計25万2,150ドル、取得株数は1,250株、平均取得価格約202ドル(分割前)。2023年2月時点の株価約230ドル(分割前)評価額28万7,500ドル。当時の高値最高株価330ドル(分割前)まで戻っていない状態でも、+3万5,350ドル(114%)になりました。

しかし、「定額ベース」と比較すると、同期間の取得株数は少ないのに、より多くの取得金額がかかっているし、増加後の評価額合計も「定数ベース」は負けていますね。

「ドルコスト平均法」で3億円儲けた実話

株式投資の初心者にとって、「いつ買えばいいのか?」という悩みは大きなものです。市場の値動きを正確に予測することはプロでも難しいです。そこで有効な投資手法として「ドルコスト平均法」。市場が上がっている時も下がっている時も、ルールに従って淡々と買い続けることで、「安い時に多く、高い時に少なく」買うことができ、結果としてリスクを分散できます。

その際、毎月一定の金額で投資する「定額ベース」がいいのか?毎月一定の数量で投資する「定数ベース」がいいのか?「米国成長企業A」の2021年2月〜2023年2月までの25ヶ月間で比較検証しました。

「定額ベース」
・投資額合計:24万7,450ドル
・取得株数合計:1,304株
・平均取得価格:190ドル(分割前株価)
25ヶ月後の結果→29万9,920ドル(+52,470ドル・121%)

「定数ベース」
・投資額合計:25万2,150ドル
・取得株数合計:1,250株
・平均取得価格:202ドル(分割前株価)
25ヶ月後の結果→28万7,500ドル(+3万5,350ドル・114%)

結果的に、「定額ベース」は「定数ベース」と比べて、投資額合計で4,700ドル安い金額で投資したにも関わらず、54株多く獲得できたことになります。さらには、増加金額は+17,120ドル多く、増加%も7%高い計算になりました。

「定額ベース」の場合、毎月いくら投資するのか?自分が投資資金をコントロールできます。けれども、「定数ベース」の場合、投資必要資金が毎月上下するので事前に想定できません。毎月限られた予算の中で「ドルコスト平均法」を行う場合も、「定額ベース」の方がコントロール効きますね。

この検証結果に基づくと、「ドルコスト平均法」は、株価が高くなっても安くなっても、毎月同金額を投資する「定額ベース」に軍配が上がると思います。

ちなみに「米国成長企業A」の株は、その後2024年6月10日に1株を10株に分割する「株式分割」が実施されて、株価が10分の1になり、流動性が高まり、株価のベースも更に上昇。2025年1月7日には153.13ドル(分割前1,531ドル)になりました。期間中の取得株数1,304株平均取得価格190ドル(分割後平均取得価格19ドル)は、199万6,424ドル、その時点のドル円の為替ベースで約3億1,590万円に成長しました。

今日のお話は、あくまでも「過去」のお話であり、全く同じ株を、同じ金額買っていけば、同じように稼げるというわけではないかもしれません。重要なのは、これから先の5年〜10年で、どんな根拠で、どの「米国成長株」を購入していくのか?という部分です。

「北の株式投資大学」を通して、学びながらその根拠と銘柄をご自身の中で固めることで、「5年で5倍、10年で10倍を目指す、けれども案外5年で10倍になる」を実現頂きたいと思います。

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※今日のお話を「Spotifyポッドキャスト」で視聴する
→ https://open.spotify.com/episode/2jn8OLmY8EYZB0wqpGyl0C
(Podcastの中では今日挙げている「米国成長企業A」の具体的な銘柄名を公開中!)