AIのニュースを見て、伸びる会社が分かりますか?

AIのニュースを、目にしない日はほとんどなくなりました。新しいAIが出た。どこかの会社が、何兆円も投資した。AI株が急に下がった。あなたも、こうした見出しを毎日のように見かけていると思います。けれども、そのニュースを読んで、5年後、10年後にどの会社が伸びているのかまで見えてくるでしょうか?

AIの会社に投資してみたいけれど、どこを見ればいいのか分からない。そんな声も、よく耳にします。「5ポケッツ戦略術」の5つめは、「E:米国株投資法」です。これまで、限られた場でしかお話ししてこなかった米国株の考え方を、誰でも見られる場所に出すことにしました。

10月4日から、YouTubeで米国株の考察の連載を本格的に始めました。題して、「米国株20億円投資家の結論」です。公開を始めてから、チャンネルの登録者が少しずつ伸びています。10月11日までの8日間で、408人の方が新しく登録してくださいました。最初の日は10人。それが、25人、34人、53人と増えていき、10月11日には、1日で94人の方が登録してくださいました。

1日に増える人数も、日を追うごとに大きくなっています。10月13日の確認時点で、登録者は1,277人です。毎日の数字を見るたびに、少し驚いています。米国株を扱うYouTubeは、すでに数えきれないほどあります。しかし、よく見かけるのは、「明日、上がるのか?」「今月の決算は、良かったのか?」という話です。

株価は、短い期間で見れば上がりもすれば、下がりもします。増えるかどうかは、誰にも分かりません。僕は10年以上前から、米国株に投資してきました。持ち続けている間に、株価が大きく下がった時期も何度もありました。それでも、5年、10年と時間をかければ、利益の成長とともに、会社の価値は大きくなっていく。

企業の成長は、年単位です。ですから、この連載では、どの回も「明日の株価」ではなく、「5年後・10年後」の目で考えています。入口は、いま話題になっているニュース。中身は、その会社が5年後、10年後にどうなっているのか?ここが、周りの米国株のYouTubeとのいちばんの違いだと思っています。あなたは、5年前に買った株を、いまも持ち続けていますか?

この連載を見ると、何が分かるのか?

では、この連載を見ると、何が身につくのか?いちばん大きいのは、AIの会社を見るときの「物差し」です。ニュースは、毎日入れ替わります。けれども、物差しはずっと使えます。たとえば、対企業のAIで最後に勝つのはMicrosoftか?という回。多くの方は、AIの機能の良し悪しで勝ち負けを考えます。けれども、大企業がAIを入れるときには、稟議が通らなければ何も始まりません。

一度入った会社のAIは、簡単には入れ替わらない。しかも、AIエージェントが社内で増えるほど、どのAIが、どこまで触ってよいのかを管理する仕組みが要ります。これを、「稟議という堀」と呼んで、数字で確かめています。本命はCopilotではなく、AIエージェントの身元を管理する「Entra」ではないか?

ここまで見えてくると、同じニュースでも、読み方が変わってきます。AIエージェント、つまり「AIの秘書」の覇権をどこが握るのか?という回では、物差しを3つに分けました。人がまず話しかける「入り口」。その人の予定や好みを知っている「文脈」。そして、支払いまでつながる「お金」。ChatGPT、Siri、Meta、Amazonを、この3つと決算の数字で比べています。

ブロードコムの回では、AI半導体の見通しが2年で約4倍なのに、株価が最高値から約3割安い理由を考えました。GoogleのTPUのような「専用チップ」、つまりAIの計算だけに絞ったチップが広がると、エヌビディアとの関係はどう変わるのか?マイクロンの回では、「メモリの好況は必ず終わる」という40年の常識を疑っています。

売上は4.8倍。それでもPERは6倍前後。この常識は、AIの時代に変わるのか?どの回も、強気の見方と弱気の見方を両方並べてから、考えるようにしています。答えを先に決めて、都合のいい数字だけを集めることはしません。

見終わったあとには、次に別のAIのニュースを見たとき、「この会社の堀はどこか?」「お金はどこに流れるのか?」と、自分で考えられるようになります。株価の上下ではなく、利益がどこから生まれているのか?あなたは、AIの会社のニュースを見たとき、どこを確かめていますか?

AIは、あなたの暮らしと仕事をどう変えるのか?

この連載は、株を持っている方だけに向けたものではありません。AIが、あなたの暮らしや仕事をどう変えていくのか?その答えにもつながっているからです。MetaのAI「Muse」の回が、分かりやすいと思います。Metaが9月8日に、アメリカで出したAIです。買い物や解約まで、代わりにしてくれます。

「250ドル以下で一番いい機内持ち込みバッグを買っておいて」そう頼むだけで、調べて、比べて、支払いまで済ませてしまいます。旅の手配も、予定の調整も、AIに頼むのが当たり前になっていくのかもしれませんね。このAIが出てきたとき、売られた会社がありました。

解約の手続きが面倒で、なんとなく払い続けてしまう。そうした「消費者の惰性」で稼いできた会社です。AIが代わりに解約してくれるなら、その惰性はもう続きません。NetflixやAmazonには、どんな影響が出るのか?あなたが毎月払っているサブスクリプションにも、関わってくるお話です。

商売をしている方なら、こうも考えられます。お客さまがAIに頼んで買い物をするようになったら、あなたのお店が選ばれる理由は変わるのか?OpenAIショックの回では、「売上200億ドル下振れ」の報道でAI株が急落した理由を追いました。その200億ドルは、どこへ消えたのか?AIに使われるお金は、最後に誰の売上になるのか?

AIのお金の流れが5年後、10年後にどうなっていくのかを考えています。スターリンクの回は、SpaceXが30年続いた携帯電話の独占を崩せるのか?というお話です。山の中でも、海の上でも、スマホがそのまま衛星とつながる。圏外が消える日が来たら、あなたの仕事の場所も変わるかもしれません。

海外を行き来している僕には、とても身近な話でした。僕自身、毎日AIに仕事を任せている使う側の1人です。どのAIが、仕事の現場で本当に使われているのか?どこに、お金を払う理由が生まれているのか?その手ざわりも、考察の材料にしています。

AIを仕事で使う方にとっては、どの道具が5年後も残っていそうなのかを考えるヒントになるはずです。あなたが毎日使っているAIは、どの会社のものでしょうか?

これから配信する、8つの考察

これから配信する考察も、8つ決まっています。順番や題は、変わることがあります。シンガポールと台湾からは、現地とつながる会社の回をお届けします。まずは、マイクロソフトもエヌビディアも、なぜシンガポールの隣に集まるのか?

電気と土地が足りないシンガポールから、橋の向こうのマレーシア・ジョホールへ。AIデータセンターの「南下」を、ジョホールバルからシンガポールへ向かう車の中からお話しします。売上は伸びているのに、株価が1年で約半分になったGrab。東南アジアの「スーパーアプリ」は、終わるビジネスなのか?それとも、好機なのか?

株価が最高値から約8割下がったナイキ。「ナイキ離れ」は、いっときのつまずきなのか?10年続く衰退なのか?「マネー・ショート」のバーリが警告する、AIバブル。本当の論点は、GPUの寿命と減価償却です。賭けの中身を確かめたうえで、AI投資の5年後、10年後を考えます。

上場が近づくアンソロピックは、5年後、10年後に利益を出せるのか?Claudeを作っている会社の、投資と売上の溝を考えます。台湾からは、TSMCがアメリカに2,650億ドルも投じる理由を、10月15日の決算の数字を入れてお話しします。

台湾に残すものと、アメリカに出すもの。「AIは人類を滅ぼすのか?」という声に、「0%」と反論したエヌビディアのフアンCEO。台湾生まれのCEOが描く、10年後の姿です。そして、82億ドルでAIの研究所を買ったAMD。リサ・スーが狙うAIエージェントの時代に、エヌビディアだけが強い時代は崩れるのか?

あなたが持っている株の会社や、毎日使っているAIの会社も、どこかの回で出てくるかもしれません。まだご覧になっていないとしたら、まずは1本、移動の時間にでも聞いてみてください。チャンネル登録をしておけば、新しい回が出たときにすぐに届きます。

YouTube「米国株20億円投資家の結論」エヌビディアの次の本命はブロードコムか?
◆動画はこちらから→ https://youtu.be/pqHG4KIalcs

明日の値動きではなく、5年後、10年後の景色を。AIの時代に年単位で伸びていく会社を、これから、ともに考えていきましょう!