株式投資の成功の基礎は、自己投資から始まる
自己投資で「社会に貢献する力=貢献力」を高めることは、自分の収入や評価を上げるだけでなく、実は株式投資における「資金力」だけでなく「企業を見極める力」とも直結します。
成長企業とは、人々の問題を解決し、感謝される価値を提供している会社です。日々の仕事を通して「どうしたら人の役に立てるか?」を考え抜いている人は、投資においても「どの企業が社会に本当に必要とされているのか?」を見極める目を自然と育てることができるのです。
自己投資で自分を成長させた人こそが、長期で勝ち続ける投資家になる基礎を育めるのです。投資も仕事も「価値を見極め、未来に信じてお金を投じる」という点では同じ原理で動いていますからね。株式投資をするには、ある程度の資金が必要です。そう聞いて、「自分には投資に回せる余裕資金なんてない」と感じるサラリーマンの方も多いのではないでしょうか?
大多数の社会人にとっては、生活費や住宅費、教育費の支払いなどで日々のやりくりに追われ、投資に充てられるお金がないというのが現実かもしれません。しかし、実はこの「お金がないから投資できない」という発想こそが、未来の可能性を閉ざしてしまう最初の落とし穴なのです。
投資に必要なのは、必ずしも潤沢な貯金ではありません。重要なのは「投資に足る資産とは何か?」を正しく捉え直すことにあります。大切な資産の一つに「自分自身」があります。「自己投資」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
これは、株や不動産にお金を投じるように、自分のスキルや知識、経験といった「人としての価値」を高めることに、時間、労力、お金を投資すること意味します。たとえば、学生時代の「受験勉強」もその一つでした。塾や予備校に通い、参考書を買い、時間と労力を注いで勉強した経験はあるのではないでしょうか?
社会人になってからも、この「自己投資」の重要性は変わりません。むしろ、これからの時代は「どのような価値を世の中に提供できるか?」が、その人の収入を決める大きな指標となります。実際、AIや自動化技術が急速に進化する現代においては、これから先の変化に対応できる「柔軟な思考力」「新しい知識」「社会への貢献力」が、重要視されると思います。
資金がないなら「自分」に投資せよ
例えば、会社に勤務するサラリーマンの場合、「金融資産」を増やす前に、「人的資産」=自分自身の価値を高め年収UPを図る価値は高いです。実際、金融資産を増やすためには、毎月一定の金額を投資に回す必要がありますが、その原資となる収入を増やすには、「労力」=スキルや経験を高めていくしかありません。
この「労力」とは、他人から評価される「貢献力」とも言えます。誰かの問題を解決したり、喜ばせたり、役に立ったりした時、僕たちはその対価として「お金」という評価を受け取ります。つまり、より多くの貢献ができる人ほど、より多くのお金を得られるようになっているのが資本主義の社会構造なのです。
逆に言えば、「周囲から感謝されない労力」は、どれだけ頑張っても評価されにくい、言ってしまえば「ムダな努力」になってしまう恐れもあるということです。したがって、20代〜若い内ほど、まずは「自分自身に投資をすること」の意味と価値が高い。
具体的には、仕事の中で専門性を磨く、語学やITスキルを学ぶ、資格取得に挑戦する、副業としてビジネスに取り組んでみる・・・こうした自己投資の積み重ねが、長期的な収入ベースを高め、株式投資の原資となるお金を生み出してくれるようになります。そして、いったん高めたスキルや知識、経験というものは、身体と精神が健康である限り、一生にわたって繰り返し活用することができます。
いわば、自分自身の中に蓄積された「知的資産」であり、「再現可能な資本」です。さらに言えば、時間は誰にとっても平等に与えられている資源です。1日24時間、1年365日という単位は、年収1億円の経営者も、新入社員も同じです。にもかかわらず、時間の使い方によって、年収水準も、生活水準も、大きく変わっていきます。
その違いを生むのが、「自己投資」なのです。だからこそ、「自分という資産」に真剣に投資をして、自分の価値(=貢献力)を最大限に高めることが、将来の収入を増やす最も確実な方法であり、株式投資の効果を最大化させる第一歩になります。今この瞬間から、自分の時間と労力とお金を「未来の自分」に投資するつもりで、「自己投資」を始めてみましょう。それがご自身の人生を根本から変える、大きな転機になるかもしれません。
貢献力が収入を決める時代
年収がなかなか上がらない。努力して働いているのに、給料はいつも通り。そんな悩みを抱えているサラリーマンの方は少なくありません。しかし、同じ会社に勤めていても、周囲には着実にキャリアアップし、収入を上げている人もいるはずです。
その大きな違いは、どこに生じるのでしょうか?「自己投資」という考え方を持っているかどうかにかかっています。つまり、自分の価値=社会への「貢献力」を高める努力をしているかどうか、ということです。ここで重要な前提があります。お金とは、誰かにとって役に立った対価、つまり「ありがとう」という感謝の気持ちが数値化されたものです。
問題を解決してくれた人に「ありがとう」、喜ばせてくれた人に「ありがとう」。この「ありがとう」の総量が、収入や資産の増加につながっていくのが、資本主義社会の本質です。だからこそ、自己投資を通じて自分の「労力=貢献力」を高めることが極めて重要です。
労力とは単に肉体的な労働力のことではなく、「人に喜ばれること」「問題を解決できる力」のことです。つまり、社会の中で評価される「価値創造」の源泉なのです。自己投資をしていない人は、どうしても自分の時間をそのまま切り売りする働き方になってしまいます。
これは「労働=時間」でしか収入を得られない状態です。平均的なスキルしかなければ、もらえる給料も平均的。第三者からの細かい指示がなければ動けない人は、自らの労力を最大限に発揮することができず、評価も上がりません。一方、適切な自己投資を行っている人は、自分の「貢献力」が高められるので、自然とまわりからの信頼や依頼が集まってきます。
「あの人に任せておけば安心」と思われることで、次の仕事が舞い込み、結果として収入が上がるサイクルに入ります。この違いは、時間あたりの収入、つまり「時給」に明確に表れてきます。
たとえば、自己投資を続けてスキルを高めることで、他の会社から「今より高い年収でうちに来てほしい」と引き抜かれることも珍しくありません。どの業種・職種であっても、貢献力が高まれば、誰からも重宝される「人財」になっていくのです。
「自己投資」が将来の資産を決める
ここで一つの統計をご紹介しましょう。厚生労働省の『賃金構造基本統計調査』によると、大卒で自己研鑽を継続している人と、そうでない人とでは、40歳時点での平均年収に100万円以上の差が生じるというデータがあります。この差は年齢を重ねるごとに開き、生涯収入にして数千万円もの違いにつながります。
つまり、いま自己投資をしているかどうかが、将来の資産形成に大きく影響するのです。さらに、将来的に独立や起業を視野に入れている方にとっても、自己投資は避けて通れません。独立後は「誰に依存せず自分で稼ぐ力」が問われます。自己投資によって高めたスキルや知識は、ビジネスの成功を左右する最重要ファクターになります。
とはいえ、ここで誤解してほしくないのは、「高いお金をかけて資格を取ること」だけが自己投資ではないということです。たとえば、読書によって思考の幅を広げることも、経験を積むための挑戦も、尊敬する先輩のアドバイスを素直に吸収することも、すべてが立派な自己投資です。
そしてもう一つ忘れてはならないのは、「時間」という資産の価値です。時間は誰にでも平等に与えられた唯一の資産です。年収1億円の経営者も、年収300万円のサラリーマンも、1日は24時間、1年は365日。この時間をどう使うかが、将来の自分を大きく左右します。若ければ若いほど、たっぷりとした時間が残されています。
できる限り早期の内に、どれだけ「自己投資」にお金と時間と労力を使えるか?ここが人生の分岐点になります。最初は稼げないこともあるかもしれません。でも、長い目で見れば、自分に投資を続けた人だけが「稼げる人」になっていきます。そしてその結果、株式投資などの「金融投資」を行うための原資も、自然と手元に増えていくのです。
自己投資の目的は、単に学びや資格を増やすことではありません。自分自身の「労力=貢献力」を高めていくことで、社会からの評価=収入を増やし、より豊かな人生へとつながっていく、長期的で最も確実な「未来への投資」なのです。今、ご自身のお金、時間、労力を使って、「未来の自分」に投資を始めましょう。それは決して裏切らない「最も信頼できる資産」になるはずです。
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