「北の物販大富豪の戦略術」とは?

僕たちが日々の土台にしている、「北の物販大富豪の戦略術」。この中身を、できるだけ丁寧に、分かりやすく解説します。「北の物販大富豪の戦略術」「5ポケッツ戦略術」この二つの言葉。実は、同じものを指しています。まず、そこを整理させてください。「北の物販大富豪」というのは、僕が実際にお会いした、ある御方のことです。

誰にでも用意できる、10万円ほどのスタートから、一代で、リアルに三桁億という、現金と金融資産を築き上げられました。株式投資、会社経営、不動産事業。これらを長きにわたって、続けてこられた御方です。その御方から、僕が直接、教えていただいた戦略。僕自身、もともとは、どこにでもいるビジネスマンでした。

自分なりに投資を勉強しては、勝ったり負けたりを繰り返し、大きく増やそうとした時ほど、かえって振り出しに戻ってしまう。そんな時期を、長く過ごしてきました。その僕が、この御方の考え方に出会って、ようやく、足元の定まった歩き方を、知ることができたのです。

その戦略を、特別な才能を持たない、現代を生きる僕たちでも、再現できる形に、組み直したもの。それが、「5ポケッツ戦略術」です。この考え方が本物だと、僕がすぐに信じられたのには、理由があります。かつて海外で働いていた頃、香港で一代で財を築かれた、ある大富豪の方と、長い時間、お話をする機会がありました。

国も、扱う商品も違うのに、その方が実践していたことの本質は、「北の物販大富豪」の教えと、驚くほど、重なっていたのです。国が違っても、同じ形にたどり着く。それを目にしていたからこそ、この戦略術は、一部の人だけのものではない、と、腹落ちしたのです。

整理すると、「北の物販大富豪の戦略術」が、おおもとの考え方であり、「5ポケッツ戦略術」が、それを僕たちが実行できるように整えた実践版。呼び名は二つですが、指しているものは、一つです。この戦略術そのものは、大富豪から受け継いだものです。今日は、その全体像を、五つのポケットに沿って、一つずつ、ご案内していきます。肩の力を抜いて、読み進めてください。

五つのポケットを、一つずつ

「5ポケッツ」という名前は、そのまま、「5つのポケット」を意味しています。お金にまつわる役割を、五つの引き出しに分けて、それぞれを育てていく。そういうイメージです。一つずつ、見ていきましょう。

『ポケットA』お仕事からの収入です。毎月のお給料のことですね。ここで大切なのは、生活費を賄う、という役割だけではありません。毎月決まった収入がある、という事実は、銀行から見ると、とても大きな「信用」になります。この信用が、後ろのポケットで、効いてきます。

『ポケットB』物販ビジネスです。商品を仕入れて、それを販売し、利益を出す事業のことです。ここでの目的は、実は、大きく稼ぐことではありません。「黒字の決算書」を作ること。つまり、きちんと利益が出ている、という記録を残すことが、一番の狙いです。なぜ、稼ぐことよりも、記録なのか。それは、このあとのポケットで、「この事業は、ちゃんと利益が出ています」と、数字で示すための、大切な材料になるからです。

『ポケットC』会社法人の活用です。物販ビジネスを、個人ではなく、会社という形で行います。会社という器を持つと、経費の扱い、税金、社会保険料。こうしたお金の流れを、整えやすくなります。いわば、お金を守るための、丈夫な器です。さらに重要なのは、会社法人の活動を、決算書という形で、記していくことです。

『ポケットD』銀行融資です。ここが、この戦略術の、一つの山場です。ポケットAの給与という信用と、ポケットBの黒字決算という実績。この二つを掛け合わせて、銀行から、低い金利で、まとまった資本を調達します。自分が働いて稼ぐのではなく、信用をもとに、銀行からお金を用意してもらう。この発想が、とても大切です。

『ポケットE』米国株投資です。ポケットDで用意した資本を、長い時間をかけて成長し続けてきた、米国の企業に乗せます。短い期間で、上がり下がりを当てにいくのではありません。5年、10年という時間をかけて、複利の力で、ゆっくり育てていく。そういう向き合い方です。複利というのは、増えた分が、さらに次の増加を生む、という仕組みのことです。短い時間では、その力は、なかなか実感できません。けれども、時間を長く取るほど、静かに、大きくなっていきます。

以上の五つ。A、B、C、D、E。これが、「5ポケッツ戦略術」の、全体の顔ぶれです。

なぜ「五つ」を組み合わせるのか?

五つのポケットを、一つずつ見てきました。ここで、一つの疑問が浮かぶかもしれません。「一つだけでは、だめなのですか」とても良い問いです。結論から言うと、一つだけでは、力が弱いのです。たとえば、給与だけで、大きな資産を築こうとすると、どうしても、時間が足りません。

物販だけを頑張っても、その利益を、どこかで大きく育てなければ、資産は、なかなか増えません。けれども、五つを、順番につなげると、話が変わってきます。給与で、信用を積む。その信用を土台に、物販で、黒字の決算を作る。給与の信用と、黒字の決算を掛け合わせて、銀行から、資本を用意する。その資本を、米国株に乗せて、時間をかけて育てる。

そして、これらすべてを、会社という器の中で、整えていく。一本の、きれいな流れになっているのが、お分かりでしょうか。ここで、もう一つ、大切な考え方をお伝えします。お金には、「創る」役割と、「増やす」役割が、あります。銀行融資は、お金を「創る」役割です。自分の労働ではなく、信用をもとに、資本を用意する工程。米国株は、お金を「増やす」役割です。用意した資本を、成長に乗せて、育てる工程。

この「創る」と「増やす」を、分けて考えると、今の自分が、どの工程にいるのかが、はっきりします。まだ信用が薄いなら、給与と物販で、土台を作る時期。黒字の決算があるなら、銀行と向き合う時期。資本を用意できたなら、それを育てる時期。やるべきことが、自分の現在地から、自然に決まってくる。

これが、五つを組み合わせることの、本当の意味です。もう一つ、気をつけたい点があります。それは、一つのポケットを、「目的」にしてしまわないこと。物販は、転売で小銭を稼ぐことがゴールではありません。株式投資も、値上がりを当てて喜ぶことがゴールではありません。

どちらも、最終的に、盤石な資産を築くための、「部品」です。部品を、それ単体で磨きすぎると、全体の流れを、見失ってしまいます。五つを、一本の流れとして眺める。その視点を、どうか、忘れないでください。

この戦略術が、大切にしている考え方

最後に、五つのポケットの「向こう側」にある、考え方の話を、少しだけさせてください。この戦略術が、何より大切にしているのは、一発逆転の、派手さではありません。「致命傷を負わないこと」これに尽きます。大きく賭けて、大きく当てる。そういう生き方は、当たっているうちは気持ちがいいのですが、一度外すと、それまでの積み上げが、消えてしまいます。

僕たちが目指しているのは、そういう勝ち方ではありません。地味でも、淡々と、順番通りに積み上げる。誰がやっても、同じ順番で、同じように進める。その「再現性」こそが、この戦略術の、一番の値打ちだと、僕は考えています。天才の勝ち方は、本人にしか、真似できません。

けれど、手順の勝ち方は、手順さえ分かれば、誰にでも、たどれます。もし途中でつまずいたとしても、どの手順でつまずいたのかが分かるので、そこだけ、やり直すことができます。これが、「才能に頼らない」ということの、本当の意味です。特別な才能は、いりません。

手順さえ分かっていれば、一つずつ、組み立てていける。もちろん、取り組めば必ずうまくいく、とお約束できるものではありません。世の中に、そんな保証は、どこにもないからです。それでも、根拠のある「手順」を、一つずつ確かめながら進むことは、行き当たりばったりで進むことよりも、ずっと心強いはずです。

今日は、「北の物販大富豪の戦略術」、すなわち「5ポケッツ戦略術」の全体像を、できるだけ、かみ砕いてお話ししました。五つのポケットの、それぞれの役割。そして、それらをつなげる意味。この地図が、少しでも、あなたの頭の中で、形になっていれば、今日のメッセージは、役目を果たせたことになります。ここまで読んでくださって、ありがとうございました。