文章が書けると、仕事のどこが変わるのでしょうか?

文章が書けるようになると、仕事のどこが変わるのか?文章と聞くと、作文やブログを思い浮かべる方が多いと思います。上手い下手の話でしょう、と。ところが、仕事でAIを使うときの文章は、まったく別のものです。きれいに書く必要はありません。必要なのは、自分がやっていることを順番どおりに言葉にすることです。

たとえば、毎月の請求処理。まず何を開いて、どこを見て、何と照らし合わせて、どう保存するのか?口では説明できても、文章になっていない方がほとんどです。ここが書けていないと、AIは動きません。逆に、ここが書けていれば動きます。道具が何であっても同じです。

あなたの仕事で、いちばん面倒な作業を1つ思い浮かべてみてください。それを、誰かに引き継ぐとしたら何と説明しますか?そこがすぐ書ける方は、明日からAIが使えます。書けない方は、何を入れても同じところで止まります。道具のせいだと思っていたものの正体が、実はここにあります。

プログラミングは要りません。英語も、理系の素養も必要はありません。パソコンが得意ではない方でも構いません。必要なのは、自分の仕事を順番に書くことだけです。ここで、1つ断っておきます。順番に書くというのは、長い文章を書くことではありません。箇条書きで構いません。

むしろ、飾りのない短い文のほうが正確に伝わります。毎月の請求処理なら、5行から8行あれば足ります。試しに、今日のうちに1つ書いてみてください。その5行が書けている方は、実はほとんどいません。頭の中にはあります。20年やってきた仕事なら、体が覚えています。

けれども、外に出したことがない。そこが空いているせいで、AIに届いていないのですね。つまり、AIの攻略は文章にあります。もう少し正確に言えば、自分の仕事を順番どおりに書けるかどうか、ここだけです。そしてこれは、才能の話ではありません。手順の話です。

だから、50代からでも間に合います。僕自身、コードは1行も書いていません。書いたのは文章だけです。それでも、会社の中の仕事は回るようになりました。むしろ、書けるようになってから速くなりました。この差がどこから来るのか、今日ははっきりお伝えしておきます。

1万字のセールスレターをどう書いたのか?

9月の講義と合宿で、1万字を超える「セールスレター」を作りました。手で書いたのではありません。1本目から、AIに書かせています。受講生がやったのは、設計図を指示文としてチャットに渡すことだけです。設計図には、順番が書いてあります。その名も、「トラスト・セールスレター」フォーミュラー。この並びを6回繰り返すと、1万字になります。

ここまでは、設計図を指示文として渡せば出てきます。問題は2本目でした。もう1本ほしいとき、また同じ設計図を貼って、同じ説明を繰り返すことになります。それでは、毎回こちらが指示を出し続ける形から抜けられません。そこで、設計図を「スキル」という形に変えて棚に置きました。

中身は文章です。どういう順番で、何を確かめながら書くのか?それを、AIが読める形にしただけです。次からは、「スキル名」を呼びます。呪文「トラスト・セールスレター!」すると、同じ順番で、同じ品質のものが出てきます。受講生が驚いていたのは、1本目ではありません。

2本目が、設計図を渡さずに出てきたことのほうです。ここが、分かれ目だと思っています。1本出た、はその日の運で説明がつきます。何度でも同じものが出る、は手順でしか説明がつきません。もう1つ、大事なところがあります。出てくるものの質は、回数では決まりません。

1本目より2本目、2本目より3本目が良くなる、という話ではないのですね。決めているのは、「作業フォルダ」の中身です。自分の来歴。扱っている商品やサービス。これまでのお客さんの声。数字や、これまでの実績。そこに何を入れてあるかが、そのままセールスレターの中身に直結します。

材料の入っていないフォルダに向かって呪文を唱えても、どこかで見たような文章が出てくるだけです。逆に、材料がそろっていれば、1本目から自分の言葉で出てきます。ですから、時間をかけるところは書くところではありません。フォルダに材料を入れるところです。文章がうまい人が勝つのではありません。

適切な材料をそろえて、手順を書いた人が勝ちます。書くのはAIです。順番を決めるのが、こちらの仕事になります。8月と9月の合宿でも、最初に作ったのは1,000字ほどの説得文の設計図です。これを型にすると、社内メールも、ブログも、案内文も、同じ手順で出てきます。

合宿では、そこから先まで進みます。説得文の書き方を作り、次にセールスレターを書けるようにして、最後はそれを載せたホームページまで作って帰ります。受講生の棚には、いま3枚並んでいます。説得文が1枚。セールスレターが1枚。3枚目は、自分の業務から選んでもらっています。

型を持った人たちに、何が起きているのでしょうか?

半年やってきて、受講生の手元に何が残ったのか?感想から、そのままお伝えします。まず、40代のサラリーマンの方から。「前回・今回で自分が46年間、社会人になってから数えても24年間、一度も書いたことのない文章が瞬時に書ける、何より『テーマを変えても何度も同じように書ける』ことに本当に感動しました。恐ろしい再現性ですね。」

46年間、書けなかったのです。能力が足りなかったわけではありません。順番を教わっていなかっただけです。次は、40代の会社員の女性です。「しかも自分が手打ちする時と比較して、比べものにならないくらいAIの方が圧倒的に早い。」この方は、毎月憂うつだったeBayの経理処理を自動化されました。取引の明細を注文と返金と手数料に分けて、月中平均のレートで円に換算する。その流れを、まず手順として言葉にしてからAIに渡しています。ここでも、最初にやったのは文章にすることでした。

ほかにも、いろいろ起きています。60代の会社員の方は、講義の期間中に法人を設立されました。60代の自営業の方は、毎朝7時に、季節と天気に合わせたおすすめのワインを自動で発信しています。30代の自営業の方は、展示会で集めた名刺を撮影するだけで、挨拶メールの下書きが溜まる仕組みを作りました。50代の公務員の方は、授業案を3社のAIで作り分ける手順を作り、勤務先で発表されるそうです。

50代の経営者の方からは、会計入力の負担が大きく減ったと聞いています。40代の自営業の方は、会計ソフトへの登録をつなぎ込みで自動化しました。別の方は、銀行の借入明細を読み取らせて、扱える形に変えています。並べてみると、やっていることは全部同じです。自分の仕事の手順を文章にして、AIに渡している。

40代のサラリーマンの方は、合宿についてこう書かれています。「このような合宿は必須で、独学では確実に挫折することも実感しました。」はじめての方ほど、最初の設定で止まります。そこさえ越えれば、あとは文章の勝負になります。受講生の年代は、50代と40代で約7割。もともとパソコンが得意な人たちの集まりではありません。違いは、自分の仕事を言葉にしたかどうかだけです。

10月3日(土)21時、10月4日(日)10時に開催

『レベルファイブAI経営マスタリー』の説明会を兼ねたセミナーを、2日続けて開きます。10月3日(土)21時から。10月4日(日)10時から。内容は同じです。どちらか片方に出ていただければ、それで大丈夫です。土曜の夜か、日曜の朝か、ご都合のいいほうを選択ください。

お話しするのは、自分の仕事をどうやって文章にするのか?そして、その文章を型に変えて、何度でも呼び出せる形にするところまでです。道具の使い方の話は、最小限にします。当日は、書けている文章と書けていない文章を並べてお見せします。同じ依頼でも、渡す文章が変わると返ってくるものが別物になります。

その差を、その場で見ていただくのがいちばん早いですね。新しいAIモデルを追いかけ続けても、使い方そのものは変わらないからです。順番があります。先に固めるのは、自分の判断基準と、自分の仕事の手順。次に、それに合う道具を選ぶ。最後に、毎回やっていることを自動で回る仕組みにする。

この順番で進めた方だけが、AIを仕事として使えるようになっています。この順番で進むと、毎回ゼロから説明する時間がなくなります。そして、一度書いた文章は残ります。明日どこが新しいAIモデルを出しても、そのまま移せるようになります。講義は、12ヶ月の年間プログラムです。

ただ、Zoomの画面の前で1人で手が止まる方が、どうしても出ます。そこを埋めるのが、オフの世界です。6月から毎月1回、『地獄のAI合宿』を開いています。名前のとおりです。朝から晩まで、黒い画面と向き合い続けます。合宿では、講義の中から重要なところだけを取り出します。

そして、対面のサポートメンバーが横について、その場で設定まで終わらせます。聞いて分かった、で終わりません。自分のパソコンで動くところまでやって帰ります。ですから、できないまま帰る、ということにはなりません。12月を除いて、これからも毎月続きます。

もしもまだ、『レベルファイブAI経営マスタリー』に参加できていないとしたら、年内に『地獄のAI合宿』へ行ける形を、いまのうちに作っておいた方がよいですね。

『AI経営マスタリー説明会』
2026年10月3日(土)21時〜
2026年10月4日(日)10時〜
※両日とも同じ内容です◆お申し込みはこちらから→https://m.kitasociety.com/261003-04

46年間書けなかった文章が、瞬時に出てくる。その順番を、土曜の夜と日曜の朝にお話しします。当日、僕とZOOMでつないでお会いしましょう!