全部渡された人から、脱落していきます

妙な話をします。AIを業務に入れるとき、世間でよく言われるのは道具の名前です。どのAIが優秀か?どの機能が便利か?早く覚えた方がいい?全部使えた方が強い?確かに、そういう面はあります。性能が上がっているのは事実ですし、できることも増え続けています。

ただ、実際に人が挫折する場所はそこではありません。道具の性能で止まっているのではないのです。最初から全部を渡されたときです。チャットを開く。表計算のシートとつなぐ。ブラウザを自動で操作させる。さらに、それぞれに設定があります。どのプランを選ぶか?何をどこまで許可するか?連携をどう通すか?これを同時に始めると、どれも中途半端なまま1ヶ月が終わります。

本業をお持ちの方なら、なおさらです。平日に使えるのは、帰宅してからの1時間か2時間。その中で三つの新しいことを同時に覚えるのは、現実的ではありません。結果として、道具は増えたのに仕事の仕方が変わらない、という状態になります。

ですから、先に結論を書きます。AI導入で決めるべきは、何を使うかではありません。いつ、何を渡すか?そして、何は渡さないか?この順番と範囲を決めることが、導入の本体です。「ケイタ式OJT年間プログラム2026」は、ここを最初から設計しています。必要になった回で、はじめて開ける。そういう作り方です。

早く覚えることより、使える状態で手元に置くことを優先しています。8月9日(日)、このプログラムの説明会を行いました。「ケイタ式OJT年間プログラム2026〜AIオートメーション〜」です。30名の方が、同時に視聴されていました。その場で公開された導入の基準と手順を、今日は公開します。どういう基準で、どういう手順で入れていくのか?検討していらっしゃる場合、判断材料になるはずです。

説明会で、いちばん多かった反応

8月9日の説明会で、いちばん多かった反応を書いておきます。「物販のどのようなことにAIを活用するのか、説明いただけてよかった」40代のサラリーマン兼経営者の方から頂いた言葉です。

もう一人、40代のサラリーマンの方からはこういう声を頂きました。「ケイタ式にAIがどのような形で入ってくるのかイメージがつきました!」「いつから取り組むべきかについても、質疑応答で回答いただき、大変参考になりました!」

どちらの方も、40代で本業をお持ちです。限られた時間の中で、何から手をつけるかを考えていらっしゃいます。このお二方は、同じことを言っています。AIが良いものかどうかを知りたいのではないのです。自分の商売のどこに、どの順番で入ってくるのか?そこが知りたい。

当然だと思います。商売をしている人にとって、道具そのものは目的ではありません。僕のところに届く声も、ずっと同じでした。知りたいのは、使い道と順番です。AIを触ってはみた。精度にも驚いた。それでも、自分のリサーチのどこに使えばいいのかが分からない。分からないまま、月に一度開いて、また閉じる。この状態が1年続いている方が、本当に多いのです。

触っていないのではありません。触っているのに、仕事の形が変わっていない。一方で、全部を渡された結果として止まる方もいらっしゃいます。いろいろな機能を試すうちに、何も完成しないまま時間だけが過ぎる。詳しくはなりました。ただ、リサーチの時間は1分も減っていない。

知識は増えたのに、生活が変わらない。どちらも、能力の問題ではありません。渡され方の問題です。早すぎても、遅すぎても、手が止まります。何も渡されなければ止まり、全部渡されても止まる。ここに手を入れたのが、2026年版でした。次から、その中身を書きます。

3段階の開放と、待つ理由

開放段階は、三つに分かれています。第1回から第3回までは、チャットだけです。ClaudeかChatGPTのどちらか一つと、eBayの標準機能。これだけで進めます。外のツールを買い足すこともしません。まず、中で済む部分を使い切ります。待つ理由があります。この時期は、指示を書くことだけに集中するためです。

AIに何をどう伝えるか?どこまで細かく書けば思ったものが返るのか?ここが固まらないうちに連携を増やしても、散らかるだけです。逆に、指示さえ書ければ、チャットだけでもかなりの部分が回ります。

第4回から第6回で、表計算のシートとの連携が開きます。こちらにも理由があります。データを入れる器ができてから接続するためです。器のないままつないでしまうと、どこに何が入っているのかが分からなくなります。項目名を決め、型を決め、必須か任意かを決める。その作業が先です。器さえできていれば、つないだ瞬間から使えます。

第7回以降で、ブラウザ操作エージェントが開きます。ここがいちばん強力で、いちばん危ない部分です。ですから、最後に置いてあります。開くのは第7回。月で言えば、2027年の3月です。待つ理由は、はっきりしています。返ってきた結果が正しいかどうかを判断できる目が育ってから、渡すためです。

正しいかどうかが自分で分かる。その状態になって、はじめて意味を持つ道具です。判断できない状態で自動操作を渡すと、間違った作業を大量に実行してしまいます。しかも速い。気づいたときには、戻すのに何日もかかる状態になっています。そして、全期間を通じてAIに渡さないものがあります。決済。仕入れ。アカウントの操作。この三つは、12ヶ月のあいだ一度も渡しません。卒業した後も、AIに渡さない前提です。理由は一つです。現時点のAIの能力では、事故が起きたときに、回復できないからです。

基準は「回復できるかどうか>」

もう一つ、全期間を通じて守るルールが四つあります。

一つ目。次の五つの言葉が出てきたら、人が判断します。規約。関税。輸出できるかどうか?返品。税務。間違えたときの損失が、回復できないからです。

二つ目。AIに作らせたものは、別の会話を立てて検証させます。同じ会話の中で確認させると、自分が作ったものを肯定しにくるからです。

三つ目。数字は要約させず、元の数値のまま持たせます。出品数や売上がぼやけると、振り返りが機能しなくなるからです。

四つ目。絶対に守る基準は、指示書の冒頭と末尾の両方に書きます。長い文書の中盤は、読み飛ばされるからです。

どれも、理由の方が本体です。なぜそうするのかを知らずに形だけ真似ると、守れなくなります。四つを並べてみると、底に同じ考え方が流れています。取り返しがつくものは、渡してよい。取り返しがつかないものは、渡さない。この一本だけです。判断に迷ったときは、失敗した場合に元へ戻せるかどうかで考える。それだけで、ほとんどの線は引けます。

すから、AI導入で最初に決めるべきは道具ではありません。いつ、何を渡すか?何は渡さないか?その順番と範囲です。この設計を、12ヶ月かけて一つずつ実際に通していきます。読んで納得することと、自分の画面で動かせることは別です。だからオフの世界に集まり、対面対人の手取り足取り型で進めます。

全12回すべてを、ケイタ社長ご本人が直接担当します。手取り足取り型のため、参加できるのは10名のみです。AIの操作を自ら試行錯誤する必要はありません。ケイタ社長の指示に従って、現場で手足を動かすだけです。8月9日の説明会は終わりましたが、同じ内容の回をもう一度用意しています。

8月15日(土)の朝10時から。ZOOM開催で、参加は無料です。どこよりも早く、AIを完全導入するネット物販「ケイタ式」。ライバルセラーたちに、大きく差をつけることにもつながりますので、このタイミングを逃さないようにしてくださいね。

国内仕入・海外輸出の王道物販「ケイタ式+AIオートメーション」年間プログラム2026説明会を兼ねたセミナー

8月15日(土)朝10時〜 参加費:無料→ https://m.kitasociety.com/260809-15