250人に1人の年収は、いくら?

2026年9月29日、国税庁が「令和7年分 民間給与実態統計調査」を公表しました。2025年の1年間を通じて働いた、会社員などの年収をまとめたものです。その数字を見て、少し驚きました。かつて、年収2,000万円は働く人のおよそ0.4%。250人に1人の年収でした。それが、いまはこうなっています。

・年収1,500万円を超える人→ 1.9%(約53人に1人)
・年収2,000万円を超える人→ 0.70%(約142人に1人)
・年収2,500万円を超える人→ 0.38%(約263人に1人)

いまの「250人に1人」にいちばん近いのは、年収2,500万円です。1年を通じて働いた給与所得者は、約5,163万人。そのうち、年収2,000万円を超える人は約36万人います。年収2,500万円を超える人は、約20万人です。年収1,000万円を超える人も、増えています。かつては3.8%だったものが、3年前には5.4%。そして、いまは6.6%です。

およそ7%、15人に1人が年収1,000万円を超えている計算になります。平均給与も、5年続けて上がりました。2025年は487万円で、過去最高です。3年前の458万円から、29万円増えました。ここだけを切り取れば、景気のいい話に聞こえます。数字の上では、年収2,000万円は前よりも手の届きやすい年収になったのです。

年収の割合を、受験でおなじみの偏差値におおまかに直すと、1,000万円超が約65、2,000万円超が約75、2,500万円超が約77です。偏差値77の位置が、いまの250人に1人なのです。数字だけを見れば、より多くの人が年収2,000万円、年収1,000万円に届くようになっています。

ニュースでも、「賃上げが進んだ」「給料が過去最高になった」と明るく伝えられています。けれども、本当にそうでしょうか?街を歩いていて、暮らしが楽になったという声を、僕はほとんど聞きません。スーパーでレジの金額を見て、思わずもう一度見直す。外食の会計で、前よりも財布の減りが早いと感じる。そういう場面のほうが、ずっと多いのではないでしょうか?年収の額面は、たしかに上がりました。それなのに、なぜ生活は苦しくなっていくのでしょうか?

年収が上がったのに、なぜ苦しい?

答えは、物価です。物価の動きは、総務省の消費者物価指数で確かめられます。暮らしに必要な品物やサービスの値段が、どれだけ動いたかを表す数字で、2020年を100としています。3年前と比べてみます。

・平均給与→ 458万円から487万円へ(約6%増)
・消費者物価指数→ 約102.3から111.9へ(約9%増)

この3年で、物価は約9%上がりました。平均給与の伸びは、約6%です。給料が増えた以上に、物の値段が上がってしまったのです。年収の額面が増えても、その年収で買えるものは増えていません。むしろ、減っています。平均給与で計算してみましょう。3年前の458万円と同じ暮らしを続けるには、物価が上がったぶん、いまは約501万円が必要です。

実際の平均給与は、487万円。およそ14万円、足りていないのです。月にすると、約1万2,000円です。1万円札で考えても、同じことが起きています。いまの1万円で買えるのは、3年前の約9,140円分です。財布の中のお札は同じでも、中身が少しずつ削られているのです。

年収2,000万円で考えてみましょう。2026年に、年収2,000万円の会社員の手取りは、年に約1,285万円から1,300万円。所得税と住民税、社会保険料を引くと、月にすると約107万円から108万円です。これを3年前の物価に直すと、月に約98万円分の暮らしになります。年収2,000万円の人でさえ、3年前より暮らしの中身は目減りしているのです。

欲しいものを手に入れる。家族の願いをかなえる。その95%は、お金で解決できます。住む家も、乗る車も、子どもの学校も、親の介護も、旅行も、趣味も。けれども、そのハードルが、毎年毎年、上がり続けています。去年と同じ金額では、去年と同じものが手に入らないのです。

そして来年も、今年と同じ金額で、今年と同じものが手に入るとは限りません。これが、インフレの世界です。普通に働き、世の中の大多数の人と同じように、普通の常識に沿って生きる。それだけでは、どんどん苦しくなってしまう。これが、いまの日本で起きている現実だと思います。では、給料をもっと上げれば、それで追いつけるのでしょうか?

給料を上げるだけでは、なぜ足りない?

もう一度、250人に1人の年収を見てください。かつては2,000万円。いまは約2,500万円。同じ位置にとどまるだけで、年収を約500万円上げなければならなかったのです。3年で500万円。ならすと、毎年約167万円ずつ年収を上げ続ける計算です。部長になり、役員になりと階段を上がっても、物価はその先を走り続けます。

いつまでも終わりのない追いかけっこです。平均給与の伸びが約6%の中で、年収を25%上げ続ける。これを、就労による給与収入だけで実現できる人は、ごくわずかです。しかも、年収が上がるほど、税金と社会保険料で引かれる割合も大きくなります。額面で500万円増えても、手元に残るのはその半分ほどです。

物価が上がれば、世の中の年収の水準も上がり、基準の金額もずれていきます。10年後には、250人に1人の年収は、さらに上がっているはずです。そこに、もう1つ問題があります。貯金も、同じ流れの中にあるのです。銀行に預けたままの100万円は、物価が9%上がれば、3年前の約91万円分の価値しかありません。

働いて、税金を引かれて、残ったお金を大切に預けておく。その間にも、お金の中身は目減りしていきます。お金の蓄えで見ても、位置の話は同じです。野村総合研究所の推計では、2023年時点で、預貯金や株式などから負債を引いた純金融資産が1億円以上ある世帯は、約2.7%。5億円以上ある世帯は、約0.2%です。

ここに入っていくには、給料を上げるだけでも、貯金を続けるだけでも、とても届きません。ビジネスで稼ぐ場合も、同じです。同じだけの売上と利益を出し続けているだけでは、仕入れの値段も、人件費も、家賃も上がっていきます。稼いだ利益には、税金がかかります。

去年と同じ金額を稼いでいるだけでは、毎年少しずつ、選べるものが減っていくのです。大切なのは、金額ではありません。同じ時代を生きる人の中で、どの位置にいるか?そして、その位置を保ち続けられるかどうかです。給料を上げる。売上を伸ばす。どちらも大事です。けれども、インフレを考えれば、それだけではとても足りません。では、どうすればこの流れから抜け出せるのでしょうか?

抜け出す道は、どこにある?

この状態から抜け出す唯一の方法が、『5ポケッツ戦略術』こと、『北の物販大富豪』の戦略術です。5つのポケットを、上手に組み立てていきます。

・サラリーマンとしてお金をもらう
・ビジネスでお金を稼ぐ
・投資でお金を増やす
・銀行融資でお金を創る
・物販でお金を回す中

でも鍵になるのが、銀行融資でお金を創ることです。銀行融資で創ったお金には、まだ税金がかかっていません。その資金を、手元に滞留させる。そして、滞留資金をもとにビジネスでお金を増やし、より多くの資金を米国株投資で増やしていく。税金のかかっていない滞留資金を土台に、増やしていく。

給料や稼ぎから税金を払ったあとのお金で増やそうとするのか?税金のかかっていないお金で、先に増やし始めるのか?スタートの元手が、まるで違います。この考え方にたどり着かなければ、これからの世の中で、選択肢のある人生を歩むことはできないと僕は考えています。

2026年も、残りは11月と12月の2ヶ月です。この2ヶ月で準備を整えれば、2027年1月からロケットスタートを切ることができます。逆に、年が明けてから動き始めると、最初の数ヶ月は準備だけで過ぎていきます。

そこで、10月31日(土)と11月1日(日)の2日間、『地下ソサエティ』の説明会を兼ねたセミナーを、Zoomで開催することになりました。最新版の情報を公開しながら、いまの世の中で何をすればいいのか?残された2ヶ月で、何をすればいいのか?それを、具体的にお話ししていきます。

銀行融資と聞いて、怖いと感じたかもしれません。会社法人もない。ビジネスの経験もない。それでも構いません。何から、どの順番で手をつければいいのかが、当日のセミナーで分かります。Zoomなので、自宅からでもそのまま参加できます。

額面が増えても苦しくなる世界を、このまま歩き続けるのか?それとも、今年のうちに、抜け出す準備を始めるのか?その分かれ道は、この週末にあります。あなたのご都合のよい日を選んで、朝10時から参加してください。

「地下ソサエティ」説明会を兼ねたセミナー(Zoom開催)
・10月31日(土)10時〜
・11月1日(日)10時〜
◆お申し込みはこちらから→https://m.kitasociety.com/261031-01
物価は、待ってくれません。この週末、Zoomでお会いしましょう!