帰ってからしか、動かせませんでした
会社に勤めながら、物販に取り組もうとする場合・・・朝、家を出ます。夜、帰ります。自分の商売に触れられるのは、そこから先の2時間ほどです。その2時間で、リサーチをして、出品して、値段を見直す。終わらなければ、明日に回します。明日も、同じ2時間しかありません。
繰り越したものは、たまっていく一方です。ケイタ社長が、まさにそうでした。僕がはじめてお会いしたのは、2011年のことです。その頃はまだ、普通のサラリーマンでした。某国立大学を出て、上場企業に入り、システム開発を担当されていました。
週に3日は、会社に泊まり込みます。ほぼ徹夜のまま、翌日の業務に入る。このままでは身体がもたない。そう怯えながら、毎日を過ごしておられました。「サラリーマンは辛いです」会うたびに、そう漏らしておられたのを覚えています。ブログを書いても、SNSをやっても、鳴かず飛ばずでした。肩を小さく丸めて、それでも続けておられました。
最後に行き着いたのが、一番やりたくなかった物販です。会社を辞めずに、空いた時間だけで、パソコンに向かって黙々と手を動かす。その形が、合っていたのだと思います。ただ、机に向かえた日にしか、商売は前へ進みません。向かえなかった日は、何も起きない。
ケイタ式に取り組まれた方の中にも、腕ではなくこの一点で止まった方が、何人もおられました。商品を見る目は、できあがっている。仕入れ先も、分かっている。それでも、座る時間が足りない。稼げるかどうかという話は、もう終わっています。
設計図の公開から、7年以上が経ちました。100名を超える方が取り組まれ、月商3,000万円、1,600万円、500万円に届いた方が、実在します。やり方の問題では、もうありません。残っているのは、続けられるかどうか。止まるのは、いつもそちらでした。
売れた日ほど、机から立てません
売れると、仕事が増えます。これが、一番言いにくいところです。売上が上がって嬉しいはずの日に、なぜか机から立てなくなる。出品した数だけ、在庫を見ます。売れた数だけ、発送の段取りをします。価格が動けば、その全部を見直します。英語の問い合わせも届きます。一件ずつは、数分で終わります。ところが、数が増えると話が変わります。
夜、帰ってパソコンを開くと、昼のうちに片づいていたはずのことが、そのまま並んでいます。手をつけた頃には、もう23時を回っています。梱包材が切れていることに、夜になって気づく。注文しても、届くのは明後日です。その2日、発送が止まります。どれも、難しい仕事ではありません。難しくないのに、自分がその場にいないと一つも進まない。そこが、たちの悪いところでした。
僕が見てきた限り、副業でここまで来た方のほとんどが、同じところで息切れされていました。売れていない時期より、売れ始めた時期のほうが苦しい。売れている人ほど、夜が短くなります。増えたのは収入ではなく、処理の数のほうでした。喜んでいる時間が、どこにもありません。
妙な話ですが、本当です。外注のスタッフに任せればいい。そう考えて、実際にやってみた方もおられます。前の季には、教育に3か月かけた方が辞めていかれました。指示書のないまま任せて、非効率がそのまま固まってしまった例もありました。確認に追われて、ご本人の出品が止まりました。人を入れたのに、自由な時間は減っています。
ここで多くの方が、自分の努力が足りないのだと思われます。早起きをして、昼休みを削って、睡眠を削る。削れるところから削っていく。それでも、数字は同じところで足踏みします。削っても届かないのなら、削り方の問題ではないのかもしれません。
足りないのは、時間ではありませんでした
時間ではありません。足りていなかったのは、場所のほうでした。時間が足りないのだ、と考えるのには理由があります。手を動かした分だけ成果が出る商売では、それが正しかったからです。1時間で10件処理できる人は、2時間で20件処理できる。だから、時間を増やす工夫をしてきました。その考え方が間違っていたわけではありません。
この1年、AIを入れれば仕事が速くなると言われ続けてきました。実際に、速くはなりました。調べものも、文章も、以前とは比べものになりません。ところが、速くなったはずなのに、自由になった実感だけが薄いままだ。そういう声を、よく聞くようになりました。
縛っていたものが、速度ではなかったからです。速さを買ったつもりで、実のところ待ち時間を買っていた。道具だけが速くなり、人間の側は椅子に縛られたまま。時間の使い方ではなく、居場所の問題でした。そういう1年でした。1日のうちで、何にもならないまま捨てていた時間がどれくらいあるか。数えたことのある方は、少ないと思います。
長い処理を走らせたら、終わるまで席で待つ。途中で判断を求められたら、その場にいないと答えられない。だから、3時間かかる仕事は、3時間座れる日にしか始められませんでした。僕自身、そう思って後回しにしてきた仕事がいくつもあります。けれども、止まっている理由を一つずつ見ていくと、妙なことに気づきます。
1時間考えなければ決められないことで止まっている例は、ほとんどありません。進めていいのか。こちらを選ぶのか。5秒で答えられることが、大半でした。その5秒を渡すために、何十分もかけて机に戻っていた。戻った頃には、考えの続きも切れています。何をしていたのかを思い出すところから、また始め直す。この往復こそが、副業の時間を食い尽くしていたのではないでしょうか。
置いてきた機械が、動き続けるかどうか
基準を、入れ替えます。持ち歩ける速さではありません。置いてきた機械が動き続けるかどうか。これから選ぶときは、そこで測ってください。僕は今、自宅に一台、パソコンを置いています。持ち歩く前提のでもありません。電源につないで、自宅のWi-Fiにつないで、それだけです。
消しません。外出中も、そのまま動いています。この機械の中で、AIが作業を続けています。手元にあるのは、スマホだけです。ここは誤解が起きやすいところなので、先に潰しておきます。パソコンの中身がどこかに送られているわけではありません。Claudeは終始、こちらのパソコンの中で動き続ける。処理の実行も、ファイルの出入りも、その機械の上に留まったままである。
スマホやブラウザは、そこを覗くための窓にすぎない。通信の作りも、公開されています。パソコンの側から外へ出ていく通信だけを使い、外から入ってくる入り口は開かない。やり取りはすべて暗号化されている。接続には寿命の短い認証情報が使われ、それぞれ用途が限られ、別々に期限が切れる。
つないでいる間、会話の記録はAnthropicのサーバーに保存されます。端末をまたいで会話をそろえるためと、通信が切れたときに戻ってこられるようにするため。その2つのためだと、公式の説明にも明記されています。対応はMacだけ、という話でもありません。Windowsでも使えます。
制約は、一つだけです。作業はその機械の中で動いていますから、電源を落とせばそこで止まります。だから、消さずに置いておく。たったそれだけの条件です。難しい設定ではありません。電源を入れたまま、そこに置いておく。それだけで、自宅の一台が持ち場になります。
会社のトイレで、一行返しました
先日のことです。自宅のMac miniに仕事を預けたまま、僕は外に出ていました。移動の途中で、スマホが一度だけ震えました。作業が、判断を待っている。そういう知らせでした。画面を開いて、一行だけ答えました。作業は、そのまま続きました。机に戻る必要は、ありませんでした。
この形が身につくと、1日の中身が変わります。通勤の電車で、昨日の続きを確認します。昼休みに、値段の判断だけを返します。会議と会議のあいだの5分で、次に進めていいと伝えます。会社のトイレの個室で、スマホを開いて一言渡す。それだけで、自宅のパソコンはまた動き出します。誰にも気づかれません。午後の会議に戻る頃には、向こう側で次の作業が始まっています。
夜、玄関を開けたときには、昼間に頼んだものができあがっています。以前なら、そこから始めていた作業です。その日は、確認だけで終わりました。家族が起きているうちに、机を離れられます。食事の途中で、画面のことを考えなくなります。出張のたびに、使うかどうかも分からないノートパソコンを鞄に入れることも、なくなりました。
移動中の15分。待ち合わせまでの10分。何にもならなかった時間が、そのまま商売の時間に変わります。1日15分だとしても、1年に直せば90時間を超えます。変わったのは、持ち物ではありません。どこにいても先へ進む、という一点です。ただ、向こう側で何も動いていなければ、窓を開けても見るものがありません。
外から一言を返すことに意味があるのは、任せられるところまで育てた人だけです。同じものを持っていても、育てた人とそうでない人とでは、返ってくるものが違います。差が開くのは、道具の側ではありません。外から返すその一言に、何年分の判断が入っているか。そこだけです。手に入るものを、改めてまとめます。
・帰宅後の2時間しか使えない、という前提そのものがなくなる
・繰り越した作業が、翌日に持ち越されなくなる
・帰りの電車で考えたことを、その場で形にできる
・座るまでの40分で熱が冷める、ということがなくなる
・売れた数だけ作業が増える、という比例の関係が切れる
・在庫確認や価格の見直しを、自分の手で全部やらなくてよくなる
・英語の問い合わせを、一件ずつ自分で処理しなくてよくなる
・夜11時から手をつける、という1日の形が変わる
・人を雇い、3か月かけて教育し、辞められる、という往復がなくなる
・指示書がないまま任せて、非効率が固まることがなくなる
・確認に追われて、自分の出品が止まることがなくなる
・5秒で答えられる判断のために、机に戻らなくてよくなる
・何をしていたか思い出すところから始め直す、という手戻りが消える
・3時間かかる仕事を、3時間座れる日まで待たなくてよくなる
・出張のたびにノートパソコンを鞄に入れる必要がなくなる
・通勤、昼休み、会議のあいだの数分が、そのまま商売の時間になる
・家族が起きているうちに、机を離れられるようになる
9月21日、10時
日程が変わりました。「ケイタ式+AI」年間プログラム2026の第1回目講義です。9月21日、月曜日の祝日。朝10時から、夕方5時30分までです。祝日です。会社を休む必要はありません。1日かけて、手を動かしていただきます。座って聞くだけの1日ではありません。ご自分の画面を開いて、その場で動かしていただきます。
分からないところは、その場で手を挙げてください。全12回を、ケイタ社長ご本人が直接ご担当されます。手取り足取り型のため、参加できるのは10名です。午前の講義から午後の個別相談まで、ケイタ社長おひとりが直接見られるためです。毎月東京に来られることが条件です。オンラインだけでは、設定のところで必ず止まります。
どのAIを使うか。何をどこまで許可するか。手順を説明されても、ご自分の画面は少しだけ違います。そこで止まったまま、次の月が来ます。ケイタ式の単純作業を、AIに担当させます。AIが担当しますから、売上が増えても作業数は同じようには増えません。まずAIに任せて、無理なところだけを人に渡す。その順番であれば、教育の手間も要りません。
指示どおりに手足を動かしていただければ、1年後にはご自分の「AIオートメーション」が出来上がっています。だから、その部分をオフの世界で、横についてやっていきます。この新しい環境下で行う「ケイタ式&AIオートメーション」手取り足取り型OJTの説明会を兼ねたセミナーを行います。まずは説明をご覧になってから、決めていただければと思います。
国内仕入・海外輸出の王道物販「ケイタ式+AI」年間プログラム2026説明会を兼ねたセミナー
◆申込フォームはこちらから→https://joinnow.live/s/ZSupZk