パスポートの期限は、いつまででしょうか?

今、パスポートを出してきてください。期限は、いつまでになっていますか?最後に判が押されたのは、何年のどこでしょうか?思い出すのに少し時間がかかったなら、今日の話はあなたのためのものです。逆に、毎年きちんと出かけられている方には、今日の話は必要ありません。

ここから先は、行きたい国はあるのに、なぜか毎年行っていない。その状態が何年も続いている方に向けて書きます。行きたい国がないわけではありません。お金がまったくないわけでもありません。休みが一日も取れないわけでもないはずです。それなのに、毎年、見送ってきました。

理由は、たいてい同じです。「今、自分が抜けたら仕事が止まるから・・・」これです。この一言は、一見すると責任感のある言葉に見えます。実際、まわりからもそう見られてきたと思います。ですが、中身を見ると少し違います。これは、自分にしか回せない仕組みを作ってしまった、という告白です。

そして、その仕組みを作ったのは、ほかでもない自分自身です。僕も、長いあいだそうでした。海外に出るときは、必ずノートパソコンを鞄に入れて運びました。使うかどうかも分からないのに、置いていく勇気がありませんでした。向こうに着いても、夜になると部屋にこもります。

日本の時間で処理が終わるのを、ホテルの机で待っている。窓の外に知らない街の灯りが広がっているのに、見ているのは画面です。あれは、旅ではありません。ただの、移動でした。写真は撮って帰りました。けれども、思い出せるのはホテルの机と、画面の明るさばかりです。

一緒に行った人には、たぶん分かっていたと思います。この人は、ここにいるようでいないな、と。それが、一番申し訳なかったところです。ケイタ式に取り組まれた方の中にも、同じ理由で止まった方が何人もおられます。ケイタ式は、国内で仕入れて海外へ出す、王道の物販です。

やることは決まっています。リサーチをして、出品して、値段を見直す。商品を見る目は、できあがっている。仕入れ先も、分かっている。それでも、机に向かえた日にしか商売は前へ進みません。向かえなかった日は、何も起きない。連休も、出張も、体調を崩した週も、同じです。

その日数だけ、商売は止まります。やる気がなかったわけではありません。手順を知らなかったわけでもありません。ただ、自分の身体がその場所にないと一歩も進まない。そういう作りになっていました。腕の問題では、ありませんでした。止めていたのは、自分がいないと止まるという一点です。

行けたはずの年を、何回見送りましたか?

ここは、少し痛いところかもしれません。連休の前の晩に、一度検索したことはないでしょうか?航空券の値段を見て、日程を数えて、それから閉じる。「来年でいいか・・・」その一言で、何年が過ぎたでしょうか?一度、数えてみてください。五回でしょうか?十回でしょうか?その回数が、そのまま行けたはずだった年の数です。

来年は、来ます。ただ、同じ来年ではありません。子供は、毎年一つずつ大きくなります。親は、毎年一つずつ年を取ります。自分の膝も、去年より確実に硬くなっています。十年後に同じ場所へ行っても、同じ体験にはなりません。体験だけは、貯金ができないからです。

お金は、来年に回せます。仕事も、たいていは来月に回せます。回せないものだけが、毎年静かに減っていきます。四十代のうちに行けた場所と、六十代で行ける場所は違います。同じ場所でも、歩ける距離が違います。それを知っているから、連休のたびに少しだけ胸が痛むのだと思います。

厄介なのは、稼げるようになるほど、この状態がきつくなることです。売れると、やることが増えます。発送の手配。在庫の確認。問い合わせへの返事。値段の見直し。売上が伸びた分だけ、机に縛られる時間も伸びていきます。ここが、物販の一番きついところです。うまくいくほど、動けなくなる。売れない時期は、時間だけはありました。売れ始めると、今度は時間がなくなります。

どちらの時期にも、旅の予定は入りません。理由が入れ替わるだけです。ケイタ社長ご本人が、まさにそうでした。僕がはじめてお会いしたのは、2011年のことです。その頃はまだ、上場企業でシステム開発を担当されていました。週に3日は会社に泊まり込み、ほぼ徹夜のまま翌日の業務に入る。

「サラリーマンは辛いです」会うたびに、そう漏らしておられました。そこから物販に行き着き、設計図を作られました。公開から7年以上が経ち、100名を超える方が取り組まれています。月商3,000万円、1,600万円、500万円に届いた方が、実在します。稼げるかどうかという話は、もう終わっているのです。

やり方は、すでに証明されています。再現された方も、一人や二人ではありません。それでも、行きたかった国に行けていない方がおられます。どれだけ気合いを入れても、一人分の身体は一つしかありません。その一つが机の前にないと止まってしまう。それが、最後に残った壁です。根性の問題ではありません。構造の問題です。

測る物差しを、入れ替えます

ここから、物差しを一つ入れ替えます。商売の出来を、月商で測らないでください。「自分が何日、離れていられるか?」これで測ってください。月商1,000万円でも、三日離れたら止まる商売は、自由ではありません。月商が半分でも、二週間離れて回る商売のほうが、人生の選択肢は広くなります。

この物差しに変えた瞬間、やるべきことがはっきりします。増やすのは、売上ではありません。離れられる日数です。そして、離れられる日数を増やす方法は、一つしかありません。自分がいない時間にも動く持ち場を、先に作っておくことです。先日のことです。

長くかかる作業をパソコンで走らせたまま、僕は出かけました。いつもなら、終わるまで帰れない類の作業です。移動の途中で、手元のスマホが一度だけ震えました。作業が、判断を待っている。そういう知らせでした。僕は、画面を開いて、そこで答えました。一行だけです。

作業は、そのまま続きました。席に戻る必要は、ありませんでした。そのとき、はっきり分かりました。机に縛りつけていたのは、作業ではなく、承認だったのだと。作業のほうは、最初から機械がやっていたのです。人間が座っていたのは、「いいですよ」と言うためだけでした。パソコンの中身がどこかに送られているわけではありません。

Anthropicが公開している公式の説明には、こう書かれています。Claudeは終始、こちらのパソコンの中で動き続ける。処理の実行も、ファイルへの出入りも、その機械の上に留まったままである。スマホやブラウザは、そこを覗くための窓にすぎない。通信はパソコンの側から外へ出ていくものだけを使い、外から入る入り口は開きません。

やり取りはすべて暗号化されています。対応するのはMacだけ、という話でもありません。Windowsでも使えます。隠さずに書いておきます。つないでいる間、会話の記録はAnthropicのサーバーに保存されます。端末をまたいで会話をそろえるためと、通信が切れたときに戻ってこられるようにするため。

その二つのためだと、公式の説明に明記されています。制約は一つだけです。作業はパソコンの中で動いていますから、電源を落とせばそこで止まります。出かける前は、蓋を閉じるだけにして、電源は入れたままにしておいてください。つまり、持っていく必要があるのは機械ではありません。窓だけです。日本の部屋に置いた機械が、あなたの代わりに働き続けます。

スマホ一台で足りる理由

旅先で必要なのは、長い作業ではありません。短い判断です。ここが分かると、荷物が一気に軽くなります。旅先で何時間もパソコンを開く前提だと、持ち物も、宿の選び方も、一日の組み方も、全部変わってきます。電源のある席を探し、通信の速い宿を選び、午前中を空けておく。

そうやって、旅のほうを仕事に合わせていました。順番が逆だったのです。正直に言えば、スマホで仕事をするなんて中途半端だ。そういう意見もあると思います。画面は小さいですし、文字も打ちにくい。腰を据えた作業には、到底向きません。その通りです。けれども、あのとき必要だったのは、長い文章ではありませんでした。

止まっていた理由は、指示ではなく、承認だったからです。進めていいのか?こちらを選ぶのか?それだけを待っている状態が、何時間も続いていた。ケイタ式の作業を、一度分解してみてください。リサーチ。出品の準備。価格の見直し。在庫の確認。どれも、手順が決まっています。

毎回ゼロから考えているように見えて、実際には同じ判断を繰り返しています。この条件なら仕入れる。この値段なら下げる。この問い合わせには、この返し方をする。手順が決まっているものは、書き出せます。書き出せるものは、渡せます。決まっている作業は、AIが担当できます。

Claude Codeが、あなたの代わりにエージェントとして動きます。そうすると、売上が増えても、作業の数は同じようには増えません。人の側に残るのは、判断だけです。しかも、その判断のすべてが重いわけではありません。重いものは、月に何度かです。残りは、確認に近いものです。

これで進めていいか?この値段でいいか?この仕入れ先でいいか?五秒で答えられるものが、ほとんどです。五秒なら、どこからでも渡せます。始め方も、覚えることは二つだけです。

Claude Codeで作業している最中に、こう打ちます。/remote-controlスマホにアプリが入っていない場合は、こう打つと案内のQRコードが出ます。/mobileそれだけです。覚えることは、これで終わりです。特別な設定も、別の契約もいりません。拍子抜けするほど簡単でした。

難しいのは、打ったあとに向こう側で何が動いているか、そちらのほうです。パソコンが、そのままポケットに入ります。鞄の中に、もう入れておく必要はありません。空いた重さの分だけ、別のものが入れられます。

行き先が、予定表に戻ってきます

仕事を置いていけるようになると、何が起きるか。行き先が、予定表に戻ってきます。僕は今、マレーシアに住所と呼ばれる拠点があります。ハワイで撮った映像が、手元に百本以上残っています。次は韓国にも足を延ばすつもりです。どれも、行きたいと思ってから何年も経った場所です。

特別な場所ではありません。行こうと思えば行ける場所ばかりです。それでも、以前の僕には、この予定表は組めませんでした。組んでも、どこかで崩れたからです。今は、朝が変わりました。起きて、スマホを見ます。夜のうちに動いていた作業が、判断を一つ待っています。一行だけ返します。それで、その日の仕事は終わりです。

あとは、歩きます。午前中を空けておく必要も、ありません。電源のある席を探して歩くこともありません。行きたい方向に歩けばいいだけです。市場を歩いて、知らない果物を買って、名前の読めない店に入る。夕方に宿へ戻ると、昼のあいだに進んだ結果がたまっています。

ハワイでの時差も、むしろ味方になりました。こちらが寝ている時間が、日本では夕方だからです。毎朝6時の時点で、すでに仕事が動いています。日本にいるときと、やっていることは同じです。違うのは、顔を上げたときに見える景色だけです。この一点が、思っていたよりも大きな違いでした。

この形になってから、お金の使い道も変わりました。モノを買っても、翌年には値打ちが落ちます。体験は、落ちません。向こうで見た海の色も、飯の匂いも、現地の人と言葉が通じなかったことも、そのまま残ります。家族と一緒に行けば、その人の記憶にも同じものが残ります。

子供が覚えているのは、親がいくら稼いだかではありません。どこへ連れて行ってもらって、そこで何を食べたかです。僕自身が、そうでした。親の年収は覚えていませんが、連れて行かれた場所は今でも覚えています。これが、稼ぐことの本当の使い道だと思っています。エンジニアゼロ。コードスキルゼロ。プログラミング経験ゼロ。その状態から、僕はこの形を作りました。

物販の作業も、発信の作業も、調べものも、今は持ち場を持たせています。一日でできたわけではありません。一つずつ、自分の判断を言葉にして渡していきました。ただし、これは育てた人にだけ起きます。日本に置いてきた機械の中で、何も動いていなければ、スマホを開いても見るものがありません。

9月21日、10時〜第一回目

行きたい国は、たぶん来年も同じです。変えられるのは、行けるかどうかの条件のほうです。条件が変わらないまま一年が過ぎれば、来年の秋も、同じことを考えています。そして、その一年は戻ってきません。その条件を作る場を、用意しました。国内仕入・海外輸出の王道物販「ケイタ式」に、AIオートメーションを掛け合わせます。

ケイタ式の単純作業を、AIに担当させます。まずAIに任せて、無理なところだけを人に渡す。この順番であれば、人を雇う手間も、教育の手間も要りません。全12回。ケイタ社長ご本人が、直接ご担当されます。手取り足取り型のため、参加できるのは10名です。

毎月、東京に来られることが条件になります。オンラインだけで完結する形にはしていません。手とり足取り型のOJTの講義です。理由ははっきりしています。この種のものは、画面越しの説明だけでは止まるからです。第1回は、9月21日、10時からです。手順を説明されても、ご自分の画面は少しだけ違います。

どのAIを使うか。何をどこまで許可するか。一人でやると、そこで止まったまま次の月が来ます。そして、止まった月は取り返せません。止まったことにすら気づかないまま、半年が過ぎることもあります。だから、横についてやっていきます。指示どおりに手足を動かしていただければ、1年後にはご自分の「AIオートメーション」が出来上がっています。

設計図の公開から、7年。100名を超える方が取り組まれてきた土台の上に、今回は「AIオートメーション」が加わります。売上が増えても、作業数が同じようには増えない形です。もちろん、成果をお約束するものではありません。

ですので、まずは説明をご覧になってから、決めていただければと思います。ご覧になって、自分には合わないと思われたなら、それで結構です。合わないものを一年続けるほど、時間は余っていません。

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やることは、フォームに入力する。それだけです。一年後の秋に、あなたがどこにいるか?日本の机の前か?それとも、知らない街の朝の市場か?どちらにいても、仕事はできます。それが、この一年ではっきりしたことです。あとは、どちらを選ぶかだけです。その分かれ目は、今日にあります。人生を動かすのは、今、この瞬間です。