世の中で、信用創造について理解している人は、まだあまりいません。信用創造とは何かと言うと、全てをお話してしまうと長くなるので割愛させていただきますが。僕たちが直接関わる部分としては、銀行からの融資のことです。
銀行からの融資と聞くと「結局、借金じゃん」って思うかもしれません。けれど、しくみを理解すると、これって別に特別でもなんでもないことで、むしろお金を創るっていうことの方が正しいことに思えるようになります。
例えば、信用創造のしくみを学んで500万〜1,000万円調達してみる。つまり、借りてみると、おもしろいと思います。今なら低金利なので、1,000万円借りたとしても、金利は1%ちょっとです。孔明弟は今から約10年前、2014年の11月初旬に会社を作り、11月の末に銀行に面談に行って、12月の末に2,000万円を創っていました。
つまり、たったの2ヶ月間で、信用創造によって2,000万円を創ったわけです。2,000万円借りて放置すると、運転資金で5年、設備資金で7年。それくらいの年月で完済するぐらいの計画を組ませられます。その間にかかる金利は7年でどのくらいかというと、だいたい106万円ぐらいです。
孔明弟の場合、プラス106万円を金利として支払うことを約束して2,000万円もらっているというわけです。この際、7年間かけて、106万以上増やすことができたら「勝ち」っていうことなんです。こういう実験をしても、7年間がムダになるので推奨しませんが、実験すると面白いかもしれません。
2,000万円を7年間借りて、絶対に何もしない。106万円分の金利を7年間かけて上乗せして払っていくと、キレイに完済できます。何も起こらなかったと一緒。何もやらなくても106万円で2,000万円の冒険ができちゃう。実際に一回借りてみると、信用創造のしくみがよくわかると思います。
稼いだお金も借りたお金も、同じお金
僕の財布の中に入ってるお金も、皆さんの財布の中に入ってるお金も、銀行通帳の中のお金も、世の中すべてのお金は、実は、他の誰かが借りたお金なんです。誰かが借りていないお金というものは、この世に1円も存在しません。
すべてのお金が、誰かが銀行から借りてきているもので、それが回ってきてるんです。つまり運用されているということです。何かを期待されて、もっと貢献してくれることを期待されて、僕たちにお金が回ってくるんです。
経済の仕組みって本当に面白いんです。大学でも習わないことですが、お金を銀行から借りると世の中に「信用創造」というかたちでお金が増えます。ここまでは結構習ったりするんです。が、その逆はどこでも習わないみたいです。
日本の最高学歴でも習いません。その先というのは、借りたお金を返済すると、お金が消滅するということです。銀行のものになるわけじゃなくて、お金が消滅してしまいます。銀行だけは特別な機関です。普通のところと、お金の貸し借りの概念が違います。
ちなみに日本に銀行って名がつく機関は、日本国内だけでも約590行あります。その銀行と言われるところから、お金を貸してもらいます。例えば住宅ローンで2,000万円借りて家を買い、35年ローンで返していく。自分的にはきちんとお金を返せば銀行と世の中に貢献したような感じになるかもしれません。
でも実際は違います。銀行に借りたお金の元本を返済すると、世の中からお金が消滅するだけです。返済するということは、世の中からお金を減らす行為なんです。そういうしくみであるっていうのをまず理解してもらいたいなと思います。
あとは稼いだお金も借りたお金も、同じお金だということです。この概念に切り替えるのが最初はちょっと難しいかもしれません。たいていの人が、稼いだお金だけが正義で、借金は悪だと、小さな頃から教えられて育っています。
孔明弟は酪農を10年ぐらいやってて、農薬で体がボロボロになりました。それで酪農をやめて専業主夫になりましたが、暇なので、僕と相談して信用創造に挑戦することになったのです。そしたら、酪農10年間でパソコンもまったく使えなかった孔明弟でさえ、会社をたちあげて約2か月以内に銀行から2,000万円を獲得しました。仕組みをわかってしまえば、簡単なことだということです。
実際に借りてみると、よくわかるはずです。稼いだお金も借りたお金も、同じお金だということが。むしろこれ全部、誰かが借りて来たお金です。
原資の作り方。「必死に稼いだお金を原資にビジネスとか投資やっちゃだめだよ、絶対に。ひどいことになる」ビジネスや投資をするときの原資を作るなら、
1、会社を作る。
2、お金を借りる。
3、原資ができる。
この順番が重要です。この段階で、ビジネスはまだ、どこにも入っていません。会社を作ってお金を銀行から借りて、原資が銀行口座にできました。信用創造はこういう形でできます。
借りるときは、必ず物販ビジネスで
副業ビジネスとかでいろいろなことをやっていたとしても、「すべてを物販ビジネスにコンバージョンしてお金を借りる」ということが重要です。なんでも物販ビジネスになります。
例えば、不動産投資やってる人で、修繕とか毎年かかるお金があれば、それを右から左にする会社を作れば物販になります。修繕するときに必ず必要なタイルだったりペンキだったりの部材を仕入れる会社を置いておけば、もう物販です。
ちょっと頭をひねれば、世の中のありとあらゆることが物販になっちゃいます。では、なぜ信用創造において、物販ビジネスにしなきゃいけないのでしょうか。それは、お金をプールできるからです。ありとあらゆるビジネスで、銀行からお金を借りられます。
ただしその大多数の借り方が、第三者にお金が支払われることになる借り方になります。例えば病院を経営する人がMRIの機材を買うための一億円を借りるとします。借りられます。でも、その一億円は業者に直接振り込まれます。店舗ビジネスでお金を借りたとしても、業者に直接支払われます。
住宅ローンもそうです。住宅ローンで数千万円を借りたとしても、そのお金を銀行口座に残して何かすることはできません。全部丸々、住宅販売会社に支払われます。不動産もそうです。2億円の不動産に融資してもらったとしても、振り込まれるお金は自分の口座じゃなくて建設会社のようなところに振り込まれることになります。
マンション作るために2億円の融資を受けても、全部です。唯一、不動産の場合は修繕積立とかで自由になるお金がというところです。そんな中で唯一、物販ビジネスだけが自由なお金を銀行口座にポンと振り込んでもらえるんです。「銀行融資に挑戦しよう!」不動産投資含む他の融資セミナーに行っても意味ありません。全部第三者が喜んで終わりです。
テンプレートを利用すれば簡単
実は、借りるための「フォーマット」というものを僕たちは持っています。これが要だったりします。新しい会社を作って信用創造でお金を借りるときは、創業計画書が必要になります。A4サイズの紙で、テンプレートがあります。
そこには創業計画書に必要な言葉のシナリオがきちんと入っています。5ヵ年計画書についてテンプレートがあります。日本政策金融公庫のフォーマットなら、記載すべき必要事項がすべて網羅されています。
そうした書類がA4で3〜4枚ぐらいになるのですが、そうした雛形を利用するだけで、1,000万〜2,000万円級の資金がポンと出るんです。こんな簡単にド素人に貸してくれる国は、僕も世界の銀行に行って確かめましたけど、日本だけです。
だから日本ってすごいですよ。日本国民で良かったなって思った方がいいです。何もない人達にチャンスをくれる国です。酪農10年間しかやってこなかった孔明弟にチャンスをくれる国は、どこを探しても日本だけです。だからほんとにもっともっと日本に感謝しなきゃいけないと思います。
ゼロイチで2,000万円がポンと出てしまう国なのですから。せっかく日本に日本人として生まれ育ったとしたら、人生で一度は「信用創造」に挑戦した方が良いと思います。本来であれば、毎月5万円貯金を33.3年継続しなければ、到達できない「2,000万円」を、たったの2ヶ月で獲得できてしまうのですからね。
この「信用創造」の方法を「フォーマット」の取得と共に完全マスターしたい場合は。「地下ソサエティ」の門をこっそり、コツン、コツンと叩いてみてください。