給料と貯金だけで、お金は増えていくのでしょうか?
お金を増やす方法と聞いて、あなたは何を思い浮かべるでしょうか?たいていの方は、こう答えると思います。「毎月の給料から、少しずつ貯金をする。」僕も、そうでした。妻と付き合い始めたころ、貯金は10万円しかありませんでした。両親は、ごく普通のサラリーマンと地方公務員です。お金の増やし方を教えてくれる人は、周りに1人もいませんでした。
給料をもらう。残った分を貯金する。それが、僕にとってのお金の常識だったのです。けれども、この方法には大きな落とし穴があります。数字で確かめてみます。毎月5万円を、1年間休まず貯金する。それを続けても、2,000万円に届くまでに33年ほどかかります。
30歳で始めても、届くのは63歳です。しかも、給料には所得税、住民税、社会保険料がかかります。講義の資料の試算では、年収1,000万円の方でも、自由に使えるのは約526万円です。真面目に働くほど、税金を引かれたあとの「重いお金」で暮らすことになるのです。
もう少し、先まで計算してみます。年収1,000万円の方が、生活費を年500万円に抑えたとします。それでも、1年に残せるのは約230万円です。この調子で金融資産5億円を目指すと、218年かかります。40歳で始めたら、258歳です。どれだけ真面目に働いても、人の一生では届かない計算になります。
では、お金持ちと呼ばれる方たちは、何が違うのでしょうか?僕がその答えを教わったのは、北の物販大富豪からです。誰にでも用意できる10万円ほどの元手から、自分の代だけで100億円を超える現金と金融資産を築かれた御方です。その答えは、とても単純でした。お金の入るポケットを、1つにしない。5つに分けて、それぞれに役割を持たせる。それが、『5ポケッツ戦略術』です。
・サラリーマンでお金をもらう
・物販ビジネスでお金を稼ぐ
・会社法人でお金を回す
・銀行融資でお金を創る
・米国株投資でお金を増やす
並べてみると、どれも聞いたことのある言葉かもしれません。違うのは、5つを順番につなげて使うところです。目指すのは、5年から10年で金融資産5億円。日本の全世帯の中で、上位0.2%ほどにあたるところです。1つずつ、初めての方にも分かるようにお話ししていきます。
会社員の給料と物販は、なぜ最初の2つなのか?
1つ目のポケットは、「サラリーマンでお金をもらう」です。5ポケッツと聞くと、会社を辞めて独立する話だと思われるかもしれません。けれども、最初にやることはその逆です。いまの会社で、給料をしっかりもらい続けることです。理由は、信用にあります。毎月決まった給料が入る人は、銀行から見るととても信用のある人です。
この信用が、あとのポケットを開くときの鍵になります。講義の資料には、管理職になりたい人は約2割しかいない、という数字も出てきます。手を挙げる人が少ないぶん、手を挙げた人には機会が回ってきやすいのです。しかも、今年の講義では、AIの時代だからこそ部長を目指そう、というお話がありました。
講義の資料では、部長の年収は全企業の平均で1,064万円、大企業では1,219万円と紹介されています。AIが仕事を代わりにこなすようになるほど、人とAIを束ねる役目はむしろ大事になっていきます。会社は、給料をもらいながら人の動かし方を学べる道場でもあるのです。
2つ目のポケットは、「物販ビジネスでお金を稼ぐ」です。物販とは、商品を仕入れて、それより高く売る商売です。僕たちが取り組んでいるのは、2つの型です。国内で仕入れて、国内で売る「ロイ式」。国内で仕入れて、海外へ売る「ケイタ式」。ロイ式は、城壁を築きながらじっくり闘う方法。
ケイタ式は、前線に出て進軍しながら闘う方法です。仲間の中には、ロイ式を始めて2年10ヶ月で、月の売上が1,000万円を超えた方もいます。どちらも、少ない元手で始められて、センスや才能を必要としません。在庫を抱えすぎずに済み、外注のスタッフに作業を任せることもできます。
海外へ売るケイタ式では、仕入れのときに払った消費税が戻ってくる仕組みもあります。家から出ずに作業が完結し、在庫を持たずに売ることもできます。僕のYouTubeを編集してくれている北海道の主婦の方も、ケイタ式を始めて半年で、月の売上が500万円を超えました。
では、数ある商売の中で、なぜ物販なのか?銀行から見て、分かりやすい商売だからです。いくらで仕入れて、いくらで売れたのか?その数字が、決算書にそのまま並びます。実は、この2つの型は、あとでお話しする銀行融資から逆算して選ばれているのです。
会社法人と銀行融資で、なぜお金の重さが変わるのか?
3つ目のポケットは、「会社法人でお金を回す」です。物販ビジネスを、個人ではなく会社法人で営みます。ここで大事になるのが、お金の「重さ」です。同じ1億円でも、どこから入ってきたかで、手元に残る金額が大きく変わります。講義の資料では、こう示されています。
・給与所得の1億円→ 残るのは約5,000万円
・法人利益の1億円→ 残るのは約6,500万円
・銀行融資の1億円→ 使えるのは約9,900万円(年の金利1%で計算)
初めて見たとき、僕は思わず数字を2度見しました。同じ1億円なのに、これほど違うのか?働いて得た給料が、いちばん重いのです。会社法人には、もう1つの役割があります。決算書を積み上げていけることです。決算書は、会社の通信簿です。
正しい計画書を作り、正しい決算書を重ねていくと、銀行との信頼が少しずつ育っていきます。さらに、1つの会社で借りられる額には、いずれ限りがきます。ですから、会社法人を複数持つようにして、銀行融資を掛け算にしていくのです。
そして、4つ目のポケットが開きます。「銀行融資でお金を創る」です。銀行融資と聞くと、家や店を建てるための借金を思い浮かべる方が多いと思います。その場合、お金は建設会社や不動産会社にそのまま振り込まれます。手元には、自由に使えるお金が残りません。
僕たちの銀行融資は、そこが違います。物販の会社法人に、事業を動かすためのお金として融資が下ります。会社を作る。お金を借りる。原資ができる。税理士や会計士の間では、新規の創業融資は数百万円出れば上出来だと言われています。けれども、講義で示されている目安はその数倍です。
最初の新規創業融資で2,000万円。事業が順調なら、1,000万円単位の追加融資へと続いていく。講義では、その流れがくわしく説明されています。これまで、ビジネスの経験がないサラリーマンの方を含めて、100名以上がこの形を再現してきました。ただし、借りたお金は返すお金です。
ですから、減らすことには使わない。ビジネスと投資で増やすことにだけ使う。この約束を守る社長に、銀行は次の融資を出してくれるのです。返しながら実績を重ねるほど、次に借りられる額も大きくなっていきます。
最後の米国株投資で、5つはどうつながるのか?
5つ目のポケットは、「米国株投資でお金を増やす」です。株式とは、その会社が稼ぐ利益を、持っている割合に応じて受け取る権利です。株価は、ニュースや人の気持ちで毎日のように上下します。明日の値動きを当てようとするのは、コインの裏表を当てるのと変わりません。
けれども、5年、10年と時間をかけて見ていくと、株価は会社の稼ぐ力に近づいていきます。利益を伸ばし続ける会社は、年月とともに価値を大きくしていくのです。僕たちが2015年から投資してきたエヌビディアも、その1つでした。もちろん、株式は元本が保証されたものではありません。
過去の結果が、これからも続くとは限りません。だからこそ、短い値動きを追わず、年単位で会社の成長を見ていきます。ここで、5つのつながりを振り返ってみます。会社員の給料が、信用を作る。物販ビジネスが、現金と実績を作る。会社法人が、決算書を作る。
その決算書が、銀行融資を呼ぶ。融資で創った資金を、ビジネスと米国株で増やしていく。講義の資料には、こんな比べ方もあります。資金が1,000万円のうちは、物販ビジネスのほうが増やす力が大きい。1億円になると、物販だけでは回し切れず、米国株のほうが大きく効いてくる。
ですから、順番が大事なのです。講義では、この道のりを4つの段に分けています。最初は、ゼロから原資500万円まで。次に、金融資産3,000万円まで。その次が、金融資産3億円まで。働いて得るお金が中心の段から、資金が資金を生む段へと少しずつ移っていきます。
いきなり米国株から始めるのでも、いきなり会社を辞めるのでもない。1つ目から順に積み上げていきます。そして、5つすべてが満点である必要はありません。国立大学の受験と同じです。英語、国語、数学、理科、社会。どれか1つが0点だと合格できませんが、全教科60点なら道は開けます。
いまの僕は、この5つのポケットにAIを掛け合わせています。会社の仕事の多くも、米国企業の調べものも、AIに任せるようになりました。昔なら10年かかった道のりを、もっと短く進めるようになっています。あなたのポケットは、いま、いくつ開いていますか?1つしかないなら、次に開けるポケットを1つだけ決めてください。お金の増え方は、そこから変わり始めます!