逃げ場を、間違えないで下さい

逃げ場を間違えてしまいます。人間関係が嫌で起業を考える方の多くが、同じ場所でつまずきます。上司がいなくなる。評価もされなくなる。誰にも気を使わずに仕事ができる。そう思って、会社を出ます。気持ちは、よく分かります。ところが、選んだ商売によっては、人間関係が一気に増えます。

たとえば、飲食店です。独立の入口として、よく選ばれる商売です。腕に自信があれば、なおさらです。毎日、お客様と向き合います。機嫌の悪い方も来られます。アルバイトを雇えば、その方たちのシフトと機嫌を見ることになります。急に来なくなる方もいます。

仕入れ先があり、大家がいて、銀行の担当者がいます。どの相手にも、頭を下げる場面が出てきます。会社員のときより、気を使う相手が増えています。しかも、今度は逃げられません。借りたお金が、背中にあるからです。会社なら、辞表を出せば終わりました。商売は、やめても借金が残ります。逃げた先で、足を掴まれる形です。

ですので、先に答えを書きます。人間関係の苦しみから本当に脱したいのであれば、選ぶ商売そのものを変えるしかありません。働き方を変えても、相手が変わるだけです。商売の作りが同じなら、同じことが起きます。気合いでも、性格でも、働き方でもありません。

商売の構造の話です。誰と、どれだけ向き合う設計になっているか。そこで決まります。今日は、その順番を間違えた方の話をします。間違えて、借金を背負って、それでも戻ってこられた方です。ケイタ式の受講生の、K藤さんです。もともとは、自衛隊の幹部候補生でした。

朝5時、三分で身の回りを整える

防衛大学出身です。K藤さんが出た大学。国を守る人間を育てるための、国立の学校です。学力がなければ、入れません。机の上の勝負を勝ち抜いた人だけが、門をくぐります。ただ、本当に大変なのは入ってからでした。ここが、普通の大学とはまったく違います。

朝は5時に起きます。三分で身の回りを整えます。畳んで、そろえて、所定の位置に置く。そのまま走って校庭に集まり、点呼を受ける。この時点で、まだ日は昇りきっていません。それが、毎朝続きます。体育会という言葉では足りない世界です。上下関係は、徹底しています。

体育会をはるかに超える世界だと、K藤さんは言っておられました。先輩がいて、同級生がいて、後輩がいる。その全部に、気を配りながら四年間を過ごしました。逃げ場のある四年間ではありませんでした。卒業後は、陸上自衛隊に配属されました。ここからが、本番でした。防衛大学を出た人間は、最初から幹部候補生として配属されます。

K藤さんは、少尉になりました。いきなり、部下が30人つきます。学校を出たばかりの人間の下に、30人です。高卒や中卒の、現場を知り尽くした屈強な男たちです。体で覚えてきた人ほど、肩書きでは動きません。中には、自分より一回り年上の方もいました。「お前に、俺たちの上が務まるのか?」そういう目が、毎日向けられます。

学校で習ったことは、そこでは通用しません。それだけではありませんでした。軍の中で上に行くにも、上官との関係が必要になります。「飲みニケーション」飲みの席でうまく振る舞えない人間は、上がれない。防衛大学を出ていても、そこは同じでした。

組織である以上、会社と変わらないのです。上にも、下にも、横にも。どこを向いても、人がいたのです。逃げ場は、どこにもありませんでした。

2,000万円を借りて、店を出した

独立を決めました。上下左右の人間関係に、限界がきていたのだと思います。ところが、K藤さんが最初に選んだのは、飲食店でした。人と向き合う商売の、代表格です。銀行から、2,000万円を借ります。個人が背負うには、重い額です。その全額を、店の立ち上げに注ぎ込みました。

退路は、断たれています。やるしかない状態を、自分で作りました。ぎりぎりのところで、営業を続けます。それでも、毎日店は開いていました。ここで軌道に乗れば、という時期です。その直後です。コロナ禍が始まりました。人が、店に来なくなります。誰のせいでもありません。誰にもどうしようもない。

ただ、返済だけは待ってくれません。売上が落ちれば、判断が鈍ります。目先の金を追うようになり、先を見なくなる。判断が鈍れば、さらに追い込まれます。貧すれば鈍する。鈍すれば、また貧する。その繰り返しに入ってしまいました。人間関係から逃れるために独立したはずが、気を使う相手が増え、借金まで背負っている。どん底です。出口が見えませんでした。

その状態で出会ったのが、「ケイタ式」でした。ケイタ社長直伝の国内で仕入れて、海外へ売る物販です。ここで、景色が変わりはじめます。仕入れは、ネット上で終わります。販売は、プラットフォームの仕組みの中です。お客様とのやり取りは、決まった文面を貼り付けるだけです。感情のやり取りが、発生しません。

相手の機嫌を読む必要がないのです。上官もいなければ、30人の部下もいない。お客様の顔も見えません。飲みの席もありません。K藤さんが長く苦しんできたものが、構造ごと抜けていました。商売を変えただけで、です。

商売を選び直しただけです

商売を選び直す。K藤さんがしたことは、それだけです。「ケイタ式」を始めて一年後に、月収70万円に届きました。店をやりながらの一年です。借金を返しながら、別の柱を立てました。そこから数年が経ち、今ではこれが本業だと言い切れる状態です。胸を張って、そう言われます。

変わったのは、収入だけではありません。飲食店のときの融資は、失敗すればすべてを失う形でした。設備に変え、家賃に消えていく。返せなければ、終わりです。今は違います。大富豪から教わった考え方に沿って、銀行融資でお金を創る。借りたお金を、消えるものに使わないという発想です。その資金を、米国の成長株に入れていく。

商売と、融資と、投資。この三つがつながった形になっています。一つが次を生み、次がまたその先を生む。誰とも顔を合わせないまま、金融資産を積み上げていける形です。上官も、部下も、お客様の機嫌も、そこにはありません。もちろん、一年で同じ場所に届くとは限りません。K藤さんの場合がそうだった、という話です。

ただ、その道があること自体は、すでに証明されています。誰かの特別な才能でたどり着いた話ではありません。そして今は、「AIオートメーション」が加わりました。毎日繰り返す作業を、判断の基準ごとAIに渡していく。商品を探す。並べる。値段を直す。在庫を確かめる。K藤さんが手で積み上げてきた部分を、より速く越えていけます。その中身を、27日の夜にお伝えします。

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